突然ですが皆さんは、タバコ以外の別の言い方をご存知でしょうか?
有名な別の言い方だと、「ヤニ」や「モク」が有名な言い回しですね!どこかで聞いたことがある人も多いと思います。
タバコの歴史はとても古いため、さまざまな隠語が残されています。これからどんな言い回しが残っていて、なぜそのような表現をされていたのか?徹底的に調べてみたのでご紹介していきます。
タバコの隠語はどんなものがあるのか?
そもそも「隠語」とは、特定の身内の間だけで通じるようにした言葉のことで、他にも言葉遊びの意味合いを持つこともあります。
調べてみるとタバコの言い回しにも、さまざまな別の言い方や表現が存在していたのでご紹介していきます。
タバコの隠語:ヤニ
「ヤニ吸ってくる」「ヤニ切れた」など喫煙に関する隠語を耳にしたことがある方も多いと思います。
この「ヤニ」ですが、こちらはタバコに含まれている成分(タールの別の言い方)からきている隠語になります。
タバコの隠語:モク
続いても有名な「モク」についてご説明していきます。
モクは、江戸時代に書かれた「香具師奥義書」という書物で既に使われていた古くからある隠語です。
タバコの「もくもく」した煙からモクになったという説と、タバコの煙が雲に似ているところから雲の倒語となってモクと呼ばれるようになった説が存在しています。
タバコの隠語:目覚し草・目覚草
目覚まし草という隠語は、調べたところ安土桃山時代にスペインから輸入されたタバコ葉の当て字からきているそうです。
他にも「烟草・多葉粉」なども当て字から成り立ったようです。
タバコの隠語:忘れ草
忘れ草はその昔、「タバコには悩みや憂いを忘れさせてくれる」ご利益があると江戸時代の多くの民衆が思っていたそうで、そこから忘れ草という隠語ができました。
他にも江戸時代の民衆は、「延命草、養気草、返魂草、相思草、太平草、南雲草、長命草」などと別の言い方もしていたようです。
タバコの表現の仕方から当時の民衆は、タバコについてどう思っていたのか表現されていて面白いですよね!
喫煙時の言い回しはどんなものがあるのか?
皆さんは普段喫煙をしに行くとき、どのような言い回しをされていますか?
調べてみると、
- 飲む
- ふかす
- 一服する
- 紫煙をくゆらせる
- くわえる
- 吸い点ける
- 火をつける
- たしなむ
など、少し調べただけでもさまざまな別の言い方が存在していました!
もしかすると地方の方言によっては、もっと別の面白い言い回しや表現が存在しているかもしれませんね。
タバコの銘柄別だとどんな言い回しがあるのか?
これまで「タバコ」そのものの別の言い方や表現のされ方をご紹介してまいりましたが、銘柄別の言い方も調べてみるとさまざまな言い回しがあったのでご紹介していきます。
「SevenStars(セブンスター)」の別の言い方・言い回し
発売当初から根強い人気を誇っているセブンスターですが、「セッタ、セッター、セスター、ブンタ」などと呼ばれていることが多いです。
昔からあるタバコなので聞いたことがある言い回しもあるのではないでしょうか?
「MEVIUS(メビウス)」の別の言い方・言い回し
以前はマイルドセブンという名称で販売しており、セブンスターをマイルドにしたタバコとして発売当初から人気を集めているメビウスですが、「マイセン、マイルドセブン」など以前からの愛称で表現されることも多いです。また、メビウスのオプションシリーズは「オプション」とも呼ばれています。
「Marlboro(マールボロ)」の別の言い方・言い回し
赤いパッケージの「赤マル」で有名なマールボロですが、こちらはマルボロと表現されることも多いです。
他にもマールボロライトなら「金マル」メンソールなら「マルメン」メンソールライトなら「マルメラ」などと呼ばれ方のバリエーションが豊富です。
「LARK(ラーク)」の別の言い方・言い回し
ラークは日本人向けにブレンドされているため親しみやすく愛煙している方も多いと思います。
そんなラークですが、ラークの12mgは「赤ラーク」と呼ばれ、他にもラークマイルド「ラーマ」ラークメンソール「ラーメン」などと別の言い方をされることもあります。
「Winston(ウィンストン)」の別の言い方・言い回し
キャビンとキャスターこの2つの銘柄を統合し、現在では「ウィンストン」として販売されています。
そんな中でもウィンストンキャスターは、未だに「キャスター」とも呼ばれています。また、ウィンストンキャスター5は「キャスターマイルド」と今でも多くの方が呼んでいます。
「HOPE(ホープ)」の別の言い方・言い回し
以前ホープには、ロングホープも発売されていたため区別をつけるために「ロングホープ」「ショートホープ」と表現されていました。
その名残から、ロングホープが製造されなくなった今でも「ショートホープ」と多くの方から呼ばれています。
「Pianissimo(ピアニッシモ)」の別の言い方・言い回し
女性向けタバコとして有名なピアニッシモですが、こちらもウィンストンと同じく以前は別々だった銘柄を統合して販売しています。
そのため、ピアニッシモ・アリア・メンソールは「ピアニッシモ」や旧称の「セーラムピアニッシモワン」と呼ばれ、ピアニッシモ・ベヴェルも旧称の「ベヴェルライト」や「ベヴェル」などとも呼ばれています
タバコの別の言い方や隠語について徹底的に調べてみたまとめ
- タバコ葉の当て字から成り立った言い回しも存在している。
- 江戸時代の民衆は、タバコにご利益があるとして使っていた隠語が未だに残っている。
- タバコの銘柄の呼び方は、旧称のままで今も呼ばれていることが多い。
タバコの別の言い方や隠語について徹底的に調べてまとめたものをご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
ご自身が普段から使っている言い回しや、聞いたことのある隠語や表現などはありましたでしょうか?
今回調べてご紹介してみたタバコの銘柄以外にも、略称された言い回しがまだまだ存在していると思います。自分以外の喫煙者は、普段どんな別の言い方をしているのか少し気にしてみると面白いかもしれませんね。