職場の喫煙所で喫煙者同士が行うタバコミュニケーションですが、タバコミュニケーションが出世に影響するのか、非喫煙者が不利になってしまうのではないかと気になる方も多いと思います。
結論から言うと、喫煙者同士のタバコミュニケーションが直接出世に影響するとは限らないため、非喫煙者だからといって出世に不利になるわけでは無いようです。
本記事では、タバコミュニケーションについての喫煙者・非喫煙者の口コミや意見を詳しく解説しているので、是非最後までご覧ください!
タバコミュニケーションは出世に影響する?
非喫煙者でも、出世に影響するのであればタバコミュニケーションをするためにタバコを付き合いで吸う方がいいのではないかと考えたことはありませんか?
本項では、タバコミュニケーションは人間関係や出世に影響するのかを実際の世論調査をもとに詳しく解説していきます。
結論から言うと、タバコミュニケーションが出世に影響するとは限りません!しかし、喫煙者・非喫煙者を含む過半数が人間関係に影響していると捉えています。
タバコミュニケーションが出世に影響するとは限らない!
調査によると、タバコミュニケーションが「出世に影響する」と答えた方の合計は20%「出世のみに影響する」と答えた方はわずか3%です。タバコミュニケーションが出世に影響すると思う方は少ないようです。
しかし「タバコを吸えるようになることでタバコミュニケーションが行え、上司や取引先に気に入られ、仕事がスムーズに進むようになる」と考える人もいます。
タバコミュニケーションと出世の関係は、職場の環境によるのでしょう。
非喫煙者は喫煙者と比べるとタバコミュニケーションは人間関係の形成に有利だと感じている
タバコミュニケーションが「出世に影響する」と答えた方が少ない中「人間関係に影響する」と答えた方の合計は54%となっており、過半数が人間関係に影響していると捉えていることが分かります。
- 喫煙所で別の部署の人や役員などと知り合え人脈が広がると思う
- タバコ部屋を眺めていると結構会話が弾んでいるように見える
- タバコ部屋人事があるから
上のグラフの通り、喫煙者・非喫煙者別に集計した結果によると、非喫煙者は喫煙者に比べると「タバコミュニケーションは職場の人間関係に有利」だと感じている方が多くなっています。
理由の中には「タバコ部屋人事があるから」と、タバコミュニケーションは喫煙者同士の関係を深めますが、非喫煙者と喫煙者の距離を生むと感じている方が多いことがうかがえますね。
タバコミュニケーションに代わるコミュニケーションの場所は?
タバコミュニケーションが喫煙所で喫煙者同士の関係を深めていることが分かりましたが、非喫煙者と喫煙者が隔てなくコミュニケーションできる場所はあるのでしょうか?
そこで注目したいのが、お茶やコーヒーをいれたり、お弁当を温めるために、さまざまな部署の人たちが集まる給湯室です。
給湯室には休憩やリフレッシュを目的とした喫煙者と非喫煙者どちらも訪れるため、お互いにリラックスをした状態でコミュニケーションできるのではないでしょうか。
タバコミュニケーションに対する喫煙者と非喫煙者の口コミ・意見
ここからは、タバコミュニケーションに対して、喫煙者・非喫煙者別の口コミや意見についてご紹介していきます。
タバコミュニケーションについての口コミや意見は、喫煙者の中では「職場で重要」という内容が多く、非喫煙者は「非喫煙者のいない場所で仕事の話が進んでいる」という内容が多いです。
SNSでは喫煙者の方が仕事や人間関係に有利になっているという意見が多い印象でした。
タバコミュニケーションに対する喫煙者の口コミ・意見
先ずは、タバコミュニケーションに対する喫煙者の口コミや意見から見ていきましょう!
結論から言うと、喫煙者の口コミや意見には「仕事の重要な話が決まっている」「友達が増える」「上司に気に入られる」など、タバコミュニケーションは仕事に必要だという意見が多くなっています。
喫煙者の間では、タバコミュニケーションについて肯定的な意見が多いことが分かりました。SNS上ではどのような意見があるのでしょうか?
口コミ・意見①:タバコミュニケーションで仕事の重要な話が決まっている
タバコミュニケーション最強なんですよね
— がしま(Gashima)🎯 (@uchii_darts) February 11, 2023
喫煙所で仕事の重要な話全部決まってる気がします
前述したように、喫煙所では仕事の重要な話が決まることがあるため、タバコミュニケーションは重要だという内容の意見が多くなっていました。
喫煙所は喫煙者の誰もがリラックスするために訪れる場所であるため、本音が聞けることも多く、それが仕事にも活かされることが多いのかもしれません。
しかし非喫煙者から見れば、喫煙者同士で仕事の話が進んでしまい、喫煙者と非喫煙で仕事の内容が共有されず、考えのズレや距離が生まれているという意見も多いです。
口コミ・意見②:タバコミュニケーションで友達が増える
タバコミュニケーション、まじですごい
— いお (@ioshio104066) July 14, 2023
友達めちゃくちゃ増える…………
常習は絶対にしないけどタバコ吸う人ひとりと仲良くなっておくのはアリだな……
禁煙推進で喫煙者の肩身が狭くなってきている今、喫煙所では同じ境遇の喫煙者が集まり、リラックスするために時間を過ごします。
同じ境遇であることや、自分に共通していることを持っている人には誰もが親近感を持つものです。喫煙者・非喫煙者関係なく、同じ趣味を持つ人同士で親近感が湧くのと同じですね。
また、タバコミュニケーションによって人間関係を築いているのは社会人だけではありません。実は大学生にも多く「サークル以外の友達はほとんどタバコミュニケーションで知り合った」と言っている方もいました。
口コミ・意見③:タバコミュニケーションによって喫煙者である上司と仲良くなれる
タバコミュニケーションで上司と着実に仲良くなってる
— にょんしんけんおうぎ (@25_nyon_25) April 2, 2021
普段、仕事以外では上司とコミュニケーションをとることが難しいなと感じている方も多いかと思います。何か共通点があれば…そう考えた事はありませんか?
そんな時、自分も上司も喫煙者であった場合、仕事のタバコ休憩の時間にタバコミュニケーションができます。タバコを吸うという共通点によって親近感を持つ事ができますね。
タバコミュニケーションは職場の喫煙所で行え、仕事の後や休みの日でなくてもできるので、コミュニケーションもとりやすく、人間関係も築きやすいのでしょう。
タバコミュニケーションに対する非喫煙者の口コミ・意見
喫煙者によるタバコミュニケーションに対する意見には、タバコを吸うという共通点から親近感を持つことができ、人間関係を築くことに有利だという内容が多くありました。
しかし、非喫煙者からの意見には「タバコミュニケーションが嫌い」「職場に馴染む事ができない」など、あまり良くない印象を持つ内容が多くなっています。
そんなタバコミュニケーションについての感じ方は喫煙者と非喫煙者でどう違うのでしょうか?それでは、タバコミュニケーションに対する非喫煙者の口コミや意見を見ていきましょう!
口コミ・意見①:タバコミュニケーションを言い訳に仕事をサボっているように感じる
『タバコミュニケーション』
— cr.softdesign@受動喫煙のない世界に! (@project_mocchi) November 15, 2018
こんな言葉があること自体不愉快だが
喫煙者同士の『喫煙』の言い訳でしかない…
非喫煙者同士はコミュニケーションとるのに
タバコなど必要としないし
喫煙所などの他の場所に移動せずとも成り立つ。
『タバコミュニケーション』は
仕事をサボる為の喫煙休憩そのもの。
仕事中でも喫煙者にだけ許されるタバコ休憩。非喫煙者の中にはタバコミュニケーションを言い訳にサボっているようにしか見えないと感じる方もいます。
非喫煙者である自分が一生懸命働いている中、喫煙者同士は喫煙を理由に楽しそうに話している様子を見ているとだんだん不満を感じるのも分かる気がします。
また、タバコ休憩を頻繁に行うため、仕事に遅れが出ているというケースもあるようです。タバコミュニケーションは仕事とバランスを考えて行う必要がありそうですね。
口コミ・意見②:非喫煙者だとタバコミュニケーションができず職場に馴染めない
4月に異動したチームのメンバーが殆ど喫煙者で非喫煙者である僕はタバコミュニケーションが出来ず新しい職場に未だ馴染めないと母に吐露したところ、齢60にしてつい最近転職した父は喫煙室で会話の中心にいるらしい。これってタバコがすごいの??ウチの親父のコミュ力が爆発してんの??
— KON (@silver_nosuke) July 11, 2023
タバコミュニケーションによって喫煙者同士の人間関係が深まる中、喫煙者と非喫煙者の間には溝ができてしまうと感じている方は多くいます。
喫煙者の多い職場での喫煙者同士はタバコミュニケーションによって馴染みやすく、非喫煙者は参加できないため馴染めない環境になってしまうのでしょう。
タバコミュニケーションによって人間関係を築けるのは素晴らしいことですが、非喫煙者との溝を無くすためにはタバコミュニケーションに頼りすぎるのは良くないのかもしれません。
口コミ・意見③:タバコミュニケーションのために非喫煙者でも喫煙所に行く
タバコミュニケーションのために、喫煙室に行く非喫煙者の先輩がいました。出世の早い人でした。#やぎスペ
— RADIKOHEAD (@radikohead) June 4, 2023
ここまで見てきたように、タバコミュニケーションには「人間関係を築きやすい」「仕事の重要な話が決まっている」などのメリットがあり、タバコミュニケーションを利用する非喫煙者もいるようです。
喫煙者の感じているタバコミュニケーションの重要性を、非喫煙者でも感じている方がいるということが分かります。
しかし、非喫煙者の全員がタバコミュニケーションに参加できる訳ではありません。タバコミュニケーションと同じメリットを持つ別のコミュニケーション方法も、必要なのかもしれません。
タバコミュニケーションに対する女性の口コミ・意見
実は厚生労働省が2020年に行った調査によると、喫煙者は17.8%、男女別にみると男性29.0%、女性8.1%となっており、女性に比べると男性の方が喫煙率が高いことが分かります。
そのため、タバコミュニケーションの場に参加できるのも女性と比べると男性の方が多くなっており、タバコミュニケーションによる仕事の話には女性の意見が反映されにくいのかもしれません。
現在、多くの会社では男女対等な評価をするように心掛けていると思いますが、業務時間外の評価で男女の格差ができてしまうのであれば、元も子もありません。
タバコミュニケーションに対する喫煙者と非喫煙者の口コミ・意見まとめ
ここまで、タバコミュニケーションに対する喫煙者と非喫煙者の口コミや意見について見てきました。
SNSでも「人間関係に影響する」と感じている方が喫煙者・非喫煙者共に多い印象で、現在もタバコミュニケーションが重要視されている職場が多い事が考えられます。
ですが、非喫煙者と喫煙者の距離を生んでしまうことは問題点であるため、タバコミュニケーションと同じメリットを持つ、喫煙者と非喫煙者が共にコミュニケーションできる方法を考え、取り入れることでより良い環境作りができそうです。
タバコミュニケーションのメリット3選
ここまでタバコミュニケーションに対する喫煙者・非喫煙者別の口コミを見てきましたが、タバコミュニケーションには多くのメリットがあることが分かりました。
本項では、タバコミュニケーションについての口コミ・意見を参考にしながら、タバコミュニケーションのメリットをまとめていきます。
また、今回はその中でも最も多かった3つのメリットをご紹介していきます。それではタバコミュニケーションのメリットをひとつずつ詳しく見ていきましょう!
タバコミュニケーションのメリット①:喫煙者同士の親密度を高められる
閉じられた空間の喫煙所は、喫煙者同士の距離が近く、コミュニケーションをしやすい雰囲気があります。
お互いにタバコを吸いながらリラックスしてコミュニケーションできるため、タバコミュニケーションでは趣味や家族のことなど仕事以外の話もしやすいです。
タバコミュニケーションには親密度を高められるというメリットがあるので、仕事を円滑に進めやすくなるでしょう。
タバコミュニケーションのメリット②:部署の違う人とも繋がる場所を持つ事ができる
喫煙所では普段あまり会う事のできない他部署の人と顔なじみになり、人脈形成や情報交換ができるメリットがあります。
普段は会わない他部署の人からは、今の自分の環境では考える事のできなかったようなアイデアのヒントを得る事ができるかもしれません。
喫煙をきっかけに他部署の関係者と直接対話をすることで、仕事でのパフォーマンスを高められる可能性があるのです。
タバコミュニケーションのメリット③:先輩や上司と気軽に話せるようになる
同じ境遇であることや、自分に共通していることを持っている人には誰もが親近感を持つことができます。
先輩や上司が喫煙者である場合「喫煙者」という共通点から親近感を持つことができ、気軽に話せるようになるかもしれません。
タバコミュニケーションによって人間関係を築くことで、仕事中でも相談や情報共有をしやすくなるということもメリットの1つです。
タバコミュニケーションのデメリット3選
タバコミュニケーションのメリットについて見てきましたが、タバコミュニケーションには批判的な口コミや意見も多く存在していました。
ここからはタバコミュニケーションのデメリットについてまとめていきます。
タバコミュニケーションに対する批判的な意見も参考にし、タバコミュニケーションをする上での注意点や解決策を一緒に考えていきましょう!
タバコミュニケーションのデメリット①:非喫煙者がいないのに喫煙者同士で仕事の話が進んでしまう
タバコミュニケーションには親密度を高められるというメリットがありましたが、喫煙者同士の意見交流は頻繁にできても、タバコミュニケーションに参加できない非喫煙者は取り残されてしまいます。
タバコミュニケーションによって仕事の重要な話が進んでしまう場合、その場にいない非喫煙者の意見は反映されなくなってしまったり、情報の共有ができなくなるかもしれません。
そのため、タバコミュニケーションと同じメリットを持つ、喫煙者と非喫煙者で共にコミュニケーションができる方法を考え、取り入れることでより良い職場の環境作りができそうです。
タバコミュニケーションのデメリット②:タバコミュニケーション中は仕事に遅れが出る
喫煙所でタバコミュニケーションをしている間は席を離れており、確認をしたいことがあっても席に戻るのを待つ必要があり、仕事に遅れが出ることもあります。
たとえ仕事に関係するような話をしていたとしても「喫煙所で長時間タバコミュニケーションをされるのは迷惑」と感じる非喫煙者がいるのかもしれません。
そのため、タバコミュニケーションをするときはしっかり時間やルールを決め、仕事とのメリハリをつけることが大切です。
タバコミュニケーションのデメリット③:やっぱりカラダには良くない
タバコの煙にはニコチンやタール、一酸化炭素などの有害物質が含まれており、身体に悪影響を与えてしまいます。
タバコミュニケーションと引き換えに身体を悪くしてしまうのは良いこととは言えません。身体を悪くしたくないけどタバコミュニケーションは続けたい…そんな方に電子タバコはいかがでしょうか?
電子タバコのリキッドには、紙巻きタバコに含まれるタールや一酸化炭素といった有害物質は含まれておらず、リキッド成分にも食品使用が認められているので安全性が高く、安心して利用できます。
タバコミュニケーションは出世する?喫煙者・非喫煙者の口コミまとめ
- タバコミュニケーションが出世に影響するとは限らないが、人間関係の形成に影響する。
- タバコミュニケーションは喫煙者同士の関係を深めるが、非喫煙者との距離を生んでいる。
- 喫煙者と非喫煙者がより良い職場環境を作るためには、タバコミュニケーションに代わるコミュニケーション方法が必要となる。
今回は、タバコミュニケーションの出世への影響や、喫煙者と非喫煙者の口コミ・意見、メリットやデメリットについて解説しました。
タバコミュニケーションは出世に影響するとは限りません。しかし、人間関係には影響しやすいということが分かりました。
タバコミュニケーションには多くのメリットがありましたが、喫煙者と非喫煙者が平等に評価され、より良い職場環境を作る為にはタバコミュニケーションに代わるコミュニケーションを考え、行う必要があると言えるのではないでしょうか?