「シーシャ」と呼ばれる種類のタバコをご存知でしょうか?
別名「水タバコ」と呼ばれていて、今若者を中心に人気が高まりつつもある中で興味を持っている人もいると思いますが、普段から紙巻きたばこを吸っている人でも馴染みは薄いのが現状です。
今回は、そんな気になる「シーシャ(水タバコ)」の正しい吸い方を解説していきます。気になっている方はぜひ参考にしてください。
シーシャ(水タバコ)とは?
そもそも「シーシャ 」って何でしょうか?
細めのホースのようなものを吸い込むと瓶に入った水が「コポコポ..」と音を立てて、煙が発生し、それを吸引するといったイメージが湧く方もいるでしょう。
「よくわかんないけどインド人が吸っている感じのやつ?」というイメージもあるかもしれません。
「シーシャ 」というのは、イスラム圏で発達した喫煙具の一種で、専用の器具を用いて煙を発生させ、それを吸引して楽しむアイテムです。
水タバコと聞くと普通のタバコに近しいものを感じるかもしれませんが、一般的なタバコとの共通点は意外と少なく、主な共通点としては「煙を吸う」という程度です。
シーシャ(水タバコ)の仕組み
シーシャの基本的な仕組みとしては、タバコの葉を燃やして発生した煙を水で濾過し、ホースを通過した煙を吸引するという形になります。
紙巻きたばこでは、葉を燃やして出た煙がフィルターを通過して口の中に入りますが、シーシャでは、「水」がフィルターの役割を果たしており、煙が「水→ホース→口」という順番で通過します。
また、フィルターと葉をペーパーで巻いたシンプルな構造の紙巻きたばこと比べて、シーシャを使うには専用の器具が必要となります。
タバコの葉を燃やし、瓶の中に溜まった水を通過させ、ホースを伝って吸引するので、一般的なタバコよりも大掛かりになりますし、自宅で利用するのにもいろいろと面倒なのでシーシャを楽しむ際には専門のお店などに行くケースが多く見られます。
道具を揃えれば家でも楽しむことはできますが、揃えるものも多くなるのでお店に行くのが手っ取り早いですね。
シーシャ(水タバコ)に必要な道具は?
シーシャを始めるに当たって用意するものとしては以下のようになります。
- 水タバコ本体
- 専用のタバコ葉
- 炭(チャコール)
- アルミホイル
基本的にはこの4つです。
水タバコ本体
本体には、水を入れるための「ボトル」、煙を発生させて水を通過させるための「ボディ」、吸引するための「ホース」の3つのパーツによって構成されています。
Amazonなどで販売されている水タバコの本体であれば、基本的にこのようなパーツが揃った商品を購入することができます。
専用のタバコ葉
シーシャに使われるタバコ葉には専用のものが必要です。
紙巻きたばこで使われる葉よりもしっとりとしており、ベタつきのあるものが使われますが、中には、柑橘系やフルーツ系の香りが加えられたものも売られています。
炭(チャコール)
煙を発生させるためにタバコ葉を燃やすわけですが、これについてはライターやマッチなどの火は使いません。
これには「炭(チャコール)」と呼ばれる専用の炭があり、火をつけた炭の上にタバコ葉を乗せて熱します。
アルミホイル
タバコ葉を入れた器に被せるようにして使い、この上に炭を置いて葉を熱することで煙を発生させます。
アルミホイルの穴を空けることによって、より多くの煙を発生させることができます。
好みに合わせて調整する事もできるので、より自分にあった具合に調整して吸ってみましょう。
シーシャ(水タバコ)の特徴や紙巻タバコとの違いは?
シーシャは紙巻きたばこや加熱式タバコ、電子タバコとはどのような違いがあるのでしょうか?
普段紙巻きたばこを吸っているという人でも、シーシャの特徴を理解すれば、「これの方が自分に合うかも?」となるかもしれませんので、改めて特徴を理解してみましょう!
紙巻きたばことの違い
タバコの葉っぱを燃やして煙を発生させるという点では共通していますが、シーシャ独自の点としては、「水を通過させる」という事が挙げられます。
水を通ることによって煙っぽさが比較的マイルドになり、紙巻きたばこよりも薄味で吸いやすいというのが特徴でもあるので、タバコ特有の「キック感」が苦手という人はシーシャの方が向いているかもしれません。
また、シーシャにはさまざまフレーバーがラインナップされています。
中には、タバコ葉に香料や糖蜜などを加えてペースト状にしたものなどもあり、より豊かな香りが楽しめるタバコです。
そして、燃焼時間についても違いがあります!
シーシャはとても長く喫煙でき、1回あたり1時間程度楽しめるため、シーシャを楽しみながらコーヒーなどを飲んでリラックスするような専門的なカフェがあったりもします。
加熱式タバコや電子タバコとの違い
シーシャにはニコチンやタールは含まれていて、紙巻きたばこと比較すれば幾分軽減されていますが、それでも健康被害がないわけではありません。
タバコによる健康被害を気にされる方は、加熱式タバコや電子タバコといった次世代タバコを使っていると思いますが、それらの新しい喫煙アイテムとシーシャを比較した場合のリスクは有害性にあります。
まず加熱式タバコの場合、ニコチンの量も控えめで葉を燃やさずに熱することで煙を発生させるためタールが含まれていませんし、そもそも電子タバコについてはニコチンもタールも入っていません!
つまり、単純に考えても、このような有害な物質が含まれていないという点では加熱式タバコや電子タバコのほうが有害性は少ないというのが現状と言えるでしょう。
ズバリ、シーシャ(水タバコ)の正しい吸い方は?
ここからはシーシャの吸い方を解説していきます。
大掛かりな道具が必要となるシーシャですが、ハマれば非常に面白い趣味になると思います!
ただし、紙巻きたばことは少し吸い方が異なるので、趣味としてはじめる前にチェックしておきましょう。
セットアップ
シーシャを始めるための準備について説明しますが、まずはシーシャのボトルに水を入れますが、水の量によって煙の濃さが異なってきます。
例えるなら、紙巻きたばこで言えばフィルターの長短や太細を決めるような感覚です。
次に、葉を器に入れ、その上からアルミホイルを被せます。
その際に、アルミホイルに小さい穴を開けておくと、より多くの煙が発生しますので、こちらは好みに合わせて行なってください!
その後に炭に着火し、アルミホイルの上に乗せていけば完了!特に難しい事もなくこれで一通りの準備が完了となるので、後は思う存分シーシャを楽しむだけです。
という事で、次にシーシャの正しい吸い方について説明していきましょう。
吸い方は?肺に入れる?
通常であれば煙を吸い込んで肺に入れてから吐き出すというイメージになりますが、シーシャの吸い方は少し異なります。
まずは、ボトル内の水が「コポコポ」といった音を立てるぐらいの強さで吸い込むのですが、この時にあまり煙を肺にとどめない方がいいです。
シーシャは香りをメインで楽しむものなので、肺に入れすぎるとフレーバーが弱まってしまいます。
なので、肺に溜めすぎない程度で吐き出し、吐き出す際は「フゥ~」といった感じで煙を遠くに飛ばすのではなく、口を開けて自然に煙が外に出て行くぐらいのイメージで吐き出し、煙を顔の近くで漂わせると香りを充分に楽しめます。
【まとめ】シーシャを肺に入れるのはOK!吸い方のコツは溜めずに吐くこと!
- シーシャは葉を燃やして出た煙を水を通して吸引する喫煙具
- シーシャは煙がマイルド!多様なフレーバーが魅力
- 正しい吸い方は肺に入れ、溜めすぎずに吐き出すこと
という事で、喫煙アイテムではなく趣味として利用する方も多く、家でもお店でも楽しめるシーシャは今注目の喫煙アイテムです。。
変わったタバコを吸ってみたいと思った人には特におすすめですし、普通のタバコよりも吸いやすく、いろいろなフレーバーが魅力的なので、興味のある方はぜひ始めてみてください!!
水タバコを吸っている動画などを見ていると、その圧倒的な煙の量でいろいろな煙技などを楽しんでいる方もいるので、趣味の一環としてはアリかもしれませんよ!?