無煙たばこは火を使わずに手軽にニコチンを摂取できますが、受動喫煙は関係ないのでしょうか?
嗅ぎタバコに関しての害や危険性などもあまり知られていません。
有害性の低減や禁煙支援として提案されていますが、直接体内に取り込む嗅ぎタバコの影響についてご紹介します。
受動喫煙防止法が推進されている現代で果たして紙巻きタバコの代替品となるのか?
無煙たばことは?
無煙たばこを利用した事ありますか?
近頃は喫煙に対して厳しく、外で吸う事にもちょっと人の目が気になりますよね。
火を使わず煙の出ない満足感の高いタバコであればいつでも使えて非常に便利ですが、無煙たばこのリスクなどについてご覧ください。
無煙タバコってどんなもの?
無煙タバコは火を使わないタバコの事で嗅ぎタバコや噛みタバコなどの煙が発生しないタバコを指します。
現代ではタバコの改革が行われていて、受動喫煙の問題などから多くの喫煙所が減少し、タバコの規制も厳しくなっているのです。
その為、従来の紙巻きタバコ喫煙者は、禁煙するか継続するか?次世代タバコへの移行など、喫煙スタイルの選択肢を迫られています。
そこで無煙タバコを使用すれば周囲を気にする事無く、どこでもニコチンを気軽に摂取できるという点で愛用する人もいるんです。
無煙たばこのリスク
無煙タバコのリスクに関しては直接的に体内に取り入れる事で紙巻きタバコよりも吸収率が高いと言われています。
また、有害物質が他のタバコよりも遥かに多く含まれているとされ、使用によって口腔がんの発生率が高く、循環器疾患のリスクも大幅に上昇する可能性があり、紙巻きタバコの代替品にはならないようです。
こういった問題からEUではスウェーデンを除くその他の国で、公衆に健康被害があるという理由で販売が禁止されています。
無煙たばこの種類
無煙タバコには一般的に嗅ぎタバコと噛みタバコがありますが、その他にも色々なタイプが登場しています。
日本だけでなくタバコの認識は海外でも色々な問題が発生しているので、これから更に安全で取り扱いのしやすい無煙タバコが登場する可能性は高いです。
鼻から使用する「嗅ぎタバコ」
嗅ぎタバコは粉末状になっていて、直接鼻の穴から吸引して粘膜から摂取します。
嗅ぎタバコには粉末タイプとティーパックのようなポーションタイプの2種類があり、ポーションタイプは上歯茎と上唇の間に挟むんです。
国によって嗅ぎタバコの形状やタイプが異なりますが、大まかに分けてこの2種類の使用方法で楽しむ事ができます。
口から使用する「噛みタバコ」
噛みタバコはタバコの葉を含んだ混合物を噛んで味を楽しむ為にあり、最も古いタバコの使用方法と言われています。
タバコの葉や石灰などが含まれ、唾液を飲み込まずに吐き出さなければいけません。
噛みタバコの場合は口内に直接物質があるので、唾液を飲み込んでしまった場合にはニコチン中毒を発症する危険性があります。
唾液に溶けたニコチンは吸収率が高く中毒症状が重くなるので、使用には注意が必要です。
JTの無煙たばこもある
日本たばこ産業はタバコの葉を詰めたカートリッジをパイプにセットし、火を使わずに吸引する無煙タバコを出しています。
使用方法は従来のタバコと同じで吸引をして楽しむようになっているんです。
あまり喫煙感は感じられないという声が多いのですが、直接体内に取り入れるタイプとは違い、無煙タバコの中では最も安全と言えるのではないでしょうか?
また、様々なフレーバーも登場しているので、誰でも楽しんで利用しやすくなっています。
嗅ぎタバコについて
嗅ぎタバコを使用するメリットは確かに無煙タバコなので多そうですが、実際はどうなのでしょう。
喫煙者にとっては周囲への影響が気になり、周囲を気にせず満足感を得られるのであれば最高ですが…。
嗅ぎタバコはどんな風に使う?
嗅ぎタバコには粉末タイプやティーパックのようなタイプなどがあります。
粉末になっているタイプは耳かき1杯程度のごく少量を鼻の穴に吸い込んで、その後に鼻をつまみ粘膜に摺り込んで楽しみます。
火を使わないのでタールは発生しませんが、ニコチンの影響力が強いので、タバコ同様の満足感を得られるんです。
嗅ぎタバコのメリットや安全性は?
嗅ぎタバコは無煙タバコの1つで、文字通り無煙なので、周囲への配慮を気にする必要がありません。
煙の臭いもつかずに、いつでもどこでも使用する事が可能になります。
近年の日本では喫煙所が減少しているので、いつでも使用できる嗅ぎタバコを利用する人も増えるかもしれません。
また、体内にニコチンを直接摂取できるので、紙巻きタバコよりも強くニコチンを感じる事ができます。
費用面でも粉末タイプは400円程度で購入が可能で、毎日使用していても数か月は持つので、タバコと比較すればかなり節約できそうです。
しかし、有害物質が含まれている物を体内に取り込む為に、紙巻きタバコの代わりにはならないと指摘されています。
案外禁煙補助として使用する人もいますが、あまり向いているとは言えません。
嗅ぎタバコはニコチンの満足感が高い
嗅ぎタバコは鼻からの吸引で高濃度のニコチンが吸収できるので、ニコチンに対する満足感は非常に高いと言われています。
しかし、使用した人の感想ではやはり「吸いたい」という人が多いんです。
ニコチンの満足感は感じられたけど、タバコを吸ったという感覚が無いので、喫煙欲には特に変化はないみたいですね。
また、嗅ぎタバコによって禁煙が成功した人は少なくないようです。
嗅ぎタバコの危険性について
嗅ぎタバコってあまり馴染みの無いイメージがありますよね?
鼻に入れた痛みが気になりますが、それだけで満足感が得られるってどういう事なんでしょう。
嗅ぎタバコが身体に及ぼす害について見ていきましょう。
嗅ぎタバコは危険なの?
嗅ぎタバコは無煙タバコと呼ばれるタバコの1つで、鼻からの吸引を目的とした嗅ぐタバコです。
ニコチンを粘膜から摂取する事で体内に取り込んで使用します。
嗅ぎタバコの害についてですが、タバコ葉から作られているので有害物質が含まれています。
ガンの発症率は通常のタバコと同程度となるのです。
直接的に体内に取り込むのでニコチンの吸収が通常のタバコよりも早く、血中のニコチン濃度が高くなるので、血管や呼吸器系などに影響があります。
嗅ぎタバコの有害性について
タバコ葉を嗅ぎタバコに加工する工程では、生産途中に農薬由来の物質(ダイオキシン・カドミニウム・ニトロソアミン)など数百種類の有害物質や放射性物質が含まれているんです。
体内に直接取り込んだ場合は血液に吸収されるので、病気の因果関係は非常に大きいものになります。
アメリカで一時ブームになり、煙が出ないのでバレにくい嗅ぎタバコを多くの青少年が利用し、口腔がんやニコチン中毒が多発し、社会問題となりました。
嗅ぎタバコは口腔がんの発症率が高く、依存症に陥りやすいので、辞める事が困難だと言われています。
嗅ぎタバコの受動喫煙問題?
嗅ぎタバコは火を使わずに煙も発生しませんが、受動喫煙に関する問題が取りざたされています。
鼻から直接吸引するので、吸い込んだ有害物質は呼吸によって空気汚染され受動喫煙の危険性があると言われているのです。
人の体質もそれぞれ、嗅ぎタバコには多くの有害物質が含まれているので、人によっては命に関わる問題となっています。
こういった問題に関して多くの団体が嗅ぎタバコの危険性を掲示しているんです。
確かに、紙巻きタバコと比べて嗅ぎタバコは目に見える物ではないからこそ、周囲の人にとって危険だという事は十分に考えられます。
国産の無煙たばこなら安心?
JTで販売されている無煙たばこですが、安全性に関してタバコ葉を使用しているのでもちろん使用者に無害という事はありません。
しかし、煙のあるタバコを吸う事に抵抗がでてきている喫煙者も今の時代では少なくないのです。
色々なタイプの無煙タバコが出ていますが、吸引タイプのものであれば、紙巻きタバコよりも比較的安全にある程度の満足感と安心感は得られるでしょう。
無煙たばことは?嗅ぎタバコの害や危険性について!まとめ
- 無煙たばこの危険性は紙巻きタバコよりも高い
- 無煙たばこにも受動喫煙がある
- 紙巻きタバコなどと比較して費用は大幅に抑えられる
- 体内に直接取り込んでいるという意識は大事
- 喫煙とは異なるので、同等の快感を求めるべきではない
- 効果に関して目に見える物では無い為、過度に使用しすぎないように注意が必要
無煙たばこの詳細と嗅ぎタバコの害やその危険性についてご紹介しました。
受動喫煙防止条例移行、多くの喫煙者は他のデバイスに移行したり禁煙したり、まだまだ喫煙難民も少なくありません。
なので、環境に影響を与えないイメージを持ってしまいがちですが、結局は受動喫煙の影響に関しての問題があります。
無煙たばこの害については紙巻きタバコよりも直接的なので、使用方法には注意が必要です。
これから始めようと考えている人も、危険性を把握しておく事は大切で、適度に上手に楽しみましょう。