紙巻きタバコや加熱式タバコと違って、葉巻のパッケージにはニコチン量とタール量の表示が無くて不思議に思った事はありませんか?
結論から言うと葉巻にはタールやニコチン表示義務が無いんです!今回は葉巻のニコチン・タール量や葉巻の依存性やニコチン酔いに関して詳しく解説していきます。
葉巻デビューしたい方は絶対に知っておかなければいけない事ばかりですので、是非最後までご覧ください!
葉巻のニコチン・タール量について詳しく解説!
葉巻にはタールやニコチン表示義務が無い事は分かりましたが、なぜ他のタバコと違い表示する必要が無いのでしょうか?
ここからはタールやニコチン表示義務と、葉巻に含まれているニコチンとタール量について解説していきます。
また記事の最後には葉巻と3種類のタバコの依存性を比較しているので、これからタバコデビューする方は是非合わせてご覧ください!
葉巻にタール・ニコチン表示が無い理由とは?
葉巻にニコチン量とタール量の表示が無い理由は“測定方法に決まりが無い”からです。
紙巻きタバコを例に解説していきますが、本来タバコのニコチン・タール量は“国際標準化機構”が定めた方法で測定しています。
しかし葉巻タバコは世界で決まった吸い方が無い上に、各葉巻で大きな個体差がある事から測定方法が確立していないのです。
どのような測定方法が実際の人の吸い方に一番近いのか分かっていないので、葉巻はタールやニコチン表示ができないという事になります。
葉巻のニコチン量はどのくらい?
では葉巻は一般的な紙巻きタバコと比べてどれほどのニコチン量になるのでしょうか?結論から申し上げますと、下記の通り米国立がん研究所の調査では“葉巻タバコの方がニコチンの含有量が多い”事が分かっています。
Q:紙巻きタバコや葉巻には、どのくらいのニコチンが含まれているのですか?
A:紙巻きタバコ(1本に含まれるタバコの葉が1グラム以下)において、乾燥したタバコ1グラム中のニコチン含有量は13.7ミリグラムから23.2ミリグラムです。(葉巻1本に含まれるタバコの葉が20グラム程度)においては、タバコ1グラム中のニコチン量は5.9ミリグラムから335.2ミリグラムまでの幅があります。出典:米国立がん研究所
こちらの調査からニコチン量の差を読み取ると、葉巻の方が紙巻きタバコよりも最大約14倍ものニコチン量が含まれている事が分かります。
ニコチン量が並外れて葉巻には多い事が分かりましたが、一方でタール量にはどれほどの差があるのか解説していきます!
葉巻のタール量はどのくらい?
葉巻のタール量に関してもきまった測定方法がないため具体的な数値は出せませんが、結論から申し上げますと“最大で紙巻きタバコの約10倍の含有量”がある事が予測できます。
というのも一般的な紙巻きタバコのタールは、ニコチンに比べて約10倍の含有量があります。このことから、葉巻もニコチン量の約10倍のタール含有量があると言えるでしょう。
はっきりとした数値が分かっていなくても、他のタバコと比べて葉巻にはニコチン・タールが沢山含まれている事が分かりました。
葉巻のニコチン酔いについて詳しく解説
葉巻には紙巻きタバコよりもニコチン・タール量が多い事が分かりましたが、葉巻でニコチン酔いを起こしたらどうなるかご存知ですか?
ここからは葉巻のニコチン酔いの症状について、実際に“ニコチン酔いを起こした方の体験談”を例に出していきながらご紹介していきます!
また一般的な紙巻きタバコのニコチン酔いの症状は下記の通りですので、是非見比べながら参考にしてみて下さい。
葉巻のニコチン酔いの症状とは?
葉巻のニコチン酔いの症状は重い症状が多くを占めていて“気絶する人・1時間立てない人”など重症の方ばかりです。葉巻を吸う時は十分気を付けて喫煙するようにしましょう。
自称ヘビースモーカーでピースを吸っているので葉巻ぐらい大丈夫…と思い肺喫煙したら即ニコチン酔いしました。始めは吐き気と頭痛で済んでいたのですが、後から立てない程気分が悪くなり1時間程床で苦しんでいました。葉巻は肺喫煙するものじゃないと学びました。
40代になってから始めて葉巻に手を出してみましたが、若いうちに吸っておけば良かったと後悔…。今までニコチン酔いを何度も経験してきましたが頭痛・めまい共にトップクラスの気持ち悪さでした。葉巻を吸うには体力がいるのだと気づかされましたね。
ニコチン濃度が自分の吸ってるメビウスの10倍あると聞いて、興味本位で吸いましたが、30分くらいしたらヤニクラになりました。ヤニクラというより高すぎるニコチン含有量が引き起こしたニコチン酔いです。バス酔いを彷彿とさせる気持ち悪さでした。
葉巻のニコチン酔いの対策と対処法は?
葉巻のニコチン酔いの対策と対処法は、結論から言うと“肺喫煙しない”ことでしょう。葉巻は本来煙の香りを楽しむ嗜好品ですので、ニコチン摂取を目的に作られていません。
ニコチンの摂取が目的なのであれば紙巻きタバコを、香りや雰囲気を楽しみたいのであれば葉巻を吸うようにしましょう。
またニコチン酔いしてしまったのであれば、病院に行くか耐えてやり過ごす位しか出来る事が無いので、気を紛らわせながら我慢してください。
ニコチン・タールなしの葉巻の噂を詳しく解説
ニコチン・タールなしの葉巻があるという噂がありますがその話は本当なのでしょうか?結論から言うと、ニコチン・タールなしのタバコは存在しません。
ここからは、ニコチン・タールなしの葉巻があるという噂が流れている理由に合わせて、ニコチン・タールなしの葉巻が無い根拠を解説していきます。
また日本のタバコでニコチン・タールなしのタバコは、電子タバコだけですので勘違いしないように気を付けてください。
ニコチンなしの葉巻はあるのか?
ニコチンフリーの葉巻があるという噂ですが、もしニコチンフリーの葉巻が存在していたとしても、それは葉っぱが包んであるだけのただの”葉巻”です。
そんな葉巻は吸っても美味しいはずがありませんし、もはや煙草とは別物になりますよね。
このニコチンフリーのタバコがあるという噂は、先ほど解説した“葉巻にはニコチン・タールの含有量を表示しなくても良い”という部分を誤って解釈している方が流している噂となっています。
したがってニコチンフリーの葉巻は存在しないので、もしニコチンフリーのタバコを吸いたいのであれば電子タバコを吸ってみて下さい。
タールなしの葉巻はあるのか?
続いてはタールフリーの葉巻がある噂ですが、こちらも上記のように“パッケージに表示しなくても良い”という点を曲解してしまった方の勘違いによるものです。
そもそも葉巻の葉はナス科の植物やバナナ葉を乾燥させて製造されていて、その過程で農薬や添加物が沢山使用されます。これらを燃やす事でタールが発生するので、タールが発生しない葉巻が存在するのはあり得ません。
タールが含まれていないタバコは、電子タバコと噛みタバコがあるので、タールフリーのタバコをお探しの方は是非チェックしてみて下さい。
葉巻の依存性を3種類のタバコと比較して徹底解説
最後に葉巻の依存性を3種類のタバコと比較していきます!葉巻には依存成分の”ニコチン”が大量に含まれている事が分かりましたが他のタバコはどうでしょうか?
もし何となく葉巻を初めたいという方は、葉巻でなくとも満足出来る可能性があるので、この記事でサクッとチェックしていきましょう!
葉巻の依存性について解説①:紙巻きタバコとの比較
まず初めに紙巻きタバコと葉巻を比較していきます。ニコチンとタールの含有量は先ほど解説したように圧倒的に葉巻の方が多いので、依存性は葉巻の方が高い事が言えるでしょう。
また葉巻には紙巻きタバコと違ってフィルターが存在しないので、紙巻きタバコよりも多くのニコチンを吸い込む事はできますが、ニコチン酔いしてしまうのでニコチン摂取には向いていません。
したがって、肺喫煙でニコチン摂取をしたい方は紙巻きタバコ、軽く煙の香りを楽しみたい方は葉巻を吸えば間違いありません!
葉巻の依存性について解説②:加熱式タバコとの比較
続いては加熱式タバコと葉巻を比べていきます。加熱式タバコは葉巻よりもニコチン・タールを多く吸い込む事がないので、依存性が少ないタバコと言えるでしょう。
その点でいえば葉巻は太刀打ち出来ませんが、強いタバコ感を味わいたい方や加熱式タバコよりも香りが良いタバコを吸いたい方に葉巻はオススメのタバコです。
タバコに健康への気遣いが必要ないという方には、1番葉巻は合っていると言えます。
葉巻の依存性について解説③:電子タバコとの比較
最後に葉巻と電子タバコを比べていきます。海外の電子タバコにはニコチンが含まれている物もありますが、日本で生産されている電子タバコは全てニコチンフリーです。
そのため依存成分が含まれていない電子タバコは、葉巻と対極の位置にある存在です。依存性や有害成分を吸うのが嫌な方は電子タバコが1番オススメのタバコ!
また、電子タバコは葉を燃やさずに液体を気化させて吸うので、葉巻のように灰が発生しないメリットもあります。
葉巻のニコチン・タール量とニコチン酔いと依存性まとめ
- 葉巻には紙巻きタバコに比べて約14倍ものニコチン・タールの量がある
- 葉巻は他のタバコと比べてニコチン酔いしやすく重症化する人が多い
- 葉巻は他のタバコと比べて依存性が高くて肺喫煙ができない
- ニコチンフリー・タールフリーの葉巻は存在しない
葉巻のニコチン・タール量とニコチン酔いと依存性を解説してきましたがいかがでしたか?ニコチン・タールフリーの葉巻は存在しないので、勘違いしないようにしましょう。
また葉巻は紙巻きタバコのように肺喫煙でニコチン摂取が出来ないので、あくまで煙の香りを楽しむ嗜好品として使うと良いかもしれません!
いつかタール・ニコチン表示が義務化になって含有量が分かる日が来るのが楽しみですね。
葉巻を吸っていたら突然冷や汗をかき始めてきたので、横になりましたが正直異常でした。口腔喫煙にも関わらず吐き気がしたので、真冬でしたが窓を開けて空気を吸ってました。それから30分ほど意識を失っていたのか、寝ていたのか分かりませんが記憶がありません。