BAT(ブリティッシュアメリカンタバコ)ジャパンは、加熱式タバコ・グローハイパー用のラッキーストライク11銘柄・ケント5銘柄を2026年1月1日に値上げすると発表しました。
今回の値上げはラッキーストライク・ケントのどの銘柄が対象で、どれほど価格が上がるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。
本記事では値上げ時期と値上げ幅を整理し、今回の動きとたばこ税増税との関係を分かりやすく解説します。
2026年1月1日グロー用ラッキーストライク・ケント値上げ銘柄一覧
今回の値上げはたばこ税の改定ではなく、グロー側のコスト上昇を理由とした価格改定です。
原材料費や製造費の負担が増えており、現行価格の維持が難しい状況から値上げが実施されます。
ここでは、2026年1月1日に改定されるラッキーストライクとケントの対象銘柄をまとめます。
ラッキーストライク|2026年1月1日より値上げ対象銘柄
グローハイパー用ラッキーストライクは、現行430円(税込)から改定後には450円(税込)となり、全11銘柄が一律20円の値上げになります。
価格が統一されることでシリーズ全体が同価格帯で揃う形となり、フレーバーを選ぶ際に比較がしやすくなりました。
2026年1月1日から値上げ対象のラッキーストライクの銘柄は以下のとおりです。
- ラッキーストライク・ダーク・タバコ
- ラッキーストライク・リッチ・タバコ
- ラッキーストライク・スムース・タバコ
- ラッキーストライク・メンソール
- ラッキーストライク・ダーク・メンソール
- ラッキーストライク・ダーク・イエロー・メンソール
- ラッキーストライク・ベリー・ブースト
- ラッキーストライク・ベリー・メンソール
- ラッキーストライク・ベリー・スイッチ
- ラッキーストライク・トロピカル・ブースト
- ラッキーストライク・トロピカル・スイッチ
ケント|2026年1月1日より値上げ対象銘柄
グローハイパー用ケントは現行480円(税込)から改定後500円(税込)へと引き上げられ、全5銘柄が一律20円の価格改定となります。
ラッキーストライク同様にシリーズ全体が同額で統一されるため、利用者が銘柄を比較しやすい点が特徴です。
2026年1月1日から値上げ対象のケントの銘柄は以下のとおりです。
- ケント・トゥルー・タバコ
- ケント・トゥルー・リッチタバコ
- ケント・トゥルー・メンソール
- ケント・トゥルー・リッチ・メンソール
- ケント・トゥルー・ベリー・ブースト
2026年1月1日ラッキーストライク・ケント値上げの理由
2026年1月1日の値上げはたばこ税の引き上げではなく、企業側が抱えるコスト増が主な要因です。
グローハイパー用タバコスティックは円安と物価高騰の影響で原価負担が大きくなり、従来の価格では採算を確保しにくい状況が続いています。
ここでは安定した供給を維持するために販売価格を見直す必要が生じた背景をまとめました。
①円安の影響|原材料・輸入コストの向上
円安の影響はグロースティックの原価を押し上げる要因となり、2026年1月1日からの値上げの背景をつくりました。
グローのタバコスティックはたばこ葉・香料・紙・フィルター素材などを海外から調達しており、輸入依存度が高いのが特徴です。
円安が続くと同じ量を仕入れる際の支出が増えて原材料コストが膨らみ、現行価格では品質を維持しにくいため値上げにつながりました。
②物価高騰|製造コストの向上
2026年1月1日からの値上げの背景には、物価高騰によってグロースティックの製造工程にかかる国内コストが増加した点が挙げられます。
工場で使用する電気代やガス代などの光熱費が上昇し、製造設備の部品や金属素材の調達費も以前より高い状態が続いています。
光熱費と部品調達費の増加が製造ライン全体の負担を大きくし、生産コストを押し上げたことで値上げが必要になりました。
グロー用ラッキーストライクは値上げしてもなぜ安い?
ラッキーストライクは値上げ後も450円(税込)にとどまり、加熱式たばこスティックの中では比較的低価格帯に位置します。
ラッキーストライクは、過去の価格改定やブランド戦略が影響しているため、シリーズ全体が400円台で利用できる点が特徴です。
ここでは値上げ後もラッキーストライクの価格が抑えられている背景を整理しました。
2023年の値下げがあったから
ラッキーストライクは2023年に450円(税込)から400円(税込)へ値下げされた経緯があり、今回のコスト上昇による値上げ時も元値が安かったことで現在も400円台を維持できています。
グロー用タバコスティックは、ケントは500円(税込)・ヴァルトは580円(税込)で販売されており、グロースティックの中で400円台で吸えるのはラッキーストライクのみです。
一度大きく値下げした影響が現在の価格帯にも反映されており、値上げ後も比較的低価格で購入できると考えられます。
グローハイパーを広めたかったから
ラッキーストライクはグローハイパー専用の低価格帯ブランドとして展開され、手に取りやすい価格帯が維持されています。
一方でBAT(ブリティッシュアメリカンタバコ)は同じ時期にグロープロ対応のケント・ネオスティックシリーズを値上げし、両シリーズの価格差がよりはっきりしました。
価格差が生じたことでユーザーはハイパー専用スティックを選びやすくなり、ラッキーストライクは現在もグローの中で存在感を保つ銘柄として支持されています。
たばこ税増税でグロー用ラッキーストライク・ケントは値上げする?
2027年以降はたばこ税が段階的に引き上げられる予定です。
現在の値上げは企業側のコスト増が要因ですが、今後は税負担が加わることで価格改定が複数の要因に支えられる構造になります。
ここでは、たばこ税増税のスケジュールとグロー専用スティックの今後の価格動向を整理します。
たばこ税増税の大まかなスケジュール
財務省は2027年4月1日から3年間にわたり、たばこ税を3段階で引き上げる方針が示されました。
引き上げ幅は累計で「1本1.5円、1箱20本で30円」に達し、加熱式タバコを含む全銘柄の税負担が段階的に増えます。
増税が3年間続く仕組みのため、紙巻きと同様に加熱式タバコも継続的に負担が高まります。
今後のラッキーストライク・ケントの値上げ傾向
2026年1月1日の値上げは企業側のコスト要因によるものですが、2027年以降は別途たばこ税の引き上げが始まります。
企業側の原価増と税負担の増加が並行すると、1箱あたりの総負担が累積し、結果として価格改定の影響を受けやすい状況が続くでしょう。
今後は税要因とコスト要因が重なる構造になるため、値上げ幅が大きくなる可能性が考えられます。
値上げ後にタバコ代を抑える方法
加熱式タバコスティックの価格が上昇しやすい状況では、日々の購入方法を見直すだけで負担を抑えられます。
ここでは、コンビニのキャンペーン活用からデバイスの組み合わせまで、いつもの習慣に取り入れやすいタバコ代の節約方法をまとめましたので参考にしてください。
コンビニを利用する
コンビニではレシートに無料引換券が付与されるキャンペーンが行われる場合があり、対象スティックを追加費用なしで受け取れます。
日常的にコンビニを利用する人は引換券を得る機会が増え、タイミングが合えば複数箱分が手元に残ることもあります。
レシートを確認するだけで負担を抑えられるため、日々の買い物に取り入れやすい点がメリットです。
喫煙スぺースを利用する
喫煙室では加熱式タバコのプロモーションが行われる場合があり、サンプルを受け取れる機会が設けられることがあります。
利用銘柄とは違う場合もありますが、無料で手に入るため、偶然のタイミングでタバコ代の負担を抑えられるかもしれません。
立ち寄れる喫煙スペースを把握しておくと、キャンペーンに触れられる可能性が広がります。
シケモクマシーンと併用する
シケモクマシーンはアイコス専用スティックを再加熱できる互換機で、一本のスティックを二度使用できる仕組みです。
タバコスティックの消費本数を抑えられるため、日常の金銭的負担を継続的に下げられる可能性があります。
デバイスの初期費用は発生しますが、長期的なランニングコストの削減に役立つ節約方法です。
グロー用ラッキーストライクを吸う
グロー用ラッキーストライクは加熱式タバコスティックの中でも数少ない400円台の銘柄です。
値上げ後も450円(税込)で購入でき、価格帯が他ブランドより低い点が日々の負担を抑えやすくしています。
たばこ税の増税は予定されていますが、現時点で選べる銘柄の中では支出を抑えやすい選択肢です。
グロー用ラッキーストライク・ケントが吸えるおすすめデバイス
glo Hyper Proとglo Hyperはいずれもラッキーストライク・ケントに対応しており、ランニングコストを抑えながら使いたい方におすすめの加熱式タバコデバイスです。
ここでは、グロー用ラッキーストライク・ケントを吸えるデバイスの、価格と機能の両面で選びやすいモデルを紹介します。
glo Hyper Pro(グローハイパープロ)
glo Hyper Proは液晶ディスプレイを備えた視認性の高い上位モデルで、加熱状態やバッテリー残量をひと目で確認できます。
本体価格は3,980円(税込)ですが、公式キャンペーンやECサイトの大型セールで割引が実施されることがあり、ブラックフライデーでは約30%OFFで購入できました。
さらに2025年8月にはローソンで2,000円割引クーポンも配布されており、タイミング次第では手頃な価格で入手できる機会が多いモデルです。
glo Hyper(グローハイパー)
glo Hyperは公式サイト・コンビニともに1,480円で購入できる現行シリーズ最安のモデルで、ハイパープロと同じ加熱性能を備えています。
加熱温度300度のHEATBOOST(ヒートブースト)により、一口目からしっかりした味わいを得られる仕上がりです。
ラッキーストライク・ケントの太いスティックに対応しつつ、最も低価格で導入できる現行モデルのため、コストを抑えて使いたいユーザーにおすすめのデバイスです。
【2026年1月1日】グローのラッキーストライクとケント値上げ|まとめ
この記事では、2026年1月1日の値上げについて、グローハイパー専用のラッキーストライクとケントがどのように価格改定されたのか、背景や今後の動向を整理して解説しました。
今回の値上げは円安や物価高騰による原価上昇が主因で、たばこ税ではない点が特徴です。
2027年以降はたばこ税増税も重なるため、値上げ幅がさらに大きくなる可能性があり、価格変動を意識した銘柄選びが重要になります。









