JTが販売しているPloom TECH(プルームテック)シリーズのニコチンやタールの含有量は何ミリなのか気になっている方もいるのではないでしょうか?
プルームテック・プルームテックプラス・プルームエスたばこカプセルのニコチン・タールの含有量を調査した結果、他の加熱式タバコよりもニコチンやタールの含有量が少ない事が分かりました。
この記事では、さらに詳しく全プルームテックシリーズのニコチンやタールの含有量をご紹介し、他の加熱式タバコと比較していきます。
全プルームテックシリーズたばこベイパーのニコチン量を解説
早速ですが、加熱式タバコのプルームテック・プルームテックプラス・プルームエスそれぞれのたばこベイパーのニコチン量とタール量は何ミリなのか?解説していきます。
まずは、Ploom TECH(プルームテック)のニコチンとタール量は何ミリなのか?確認していきましょう。
プルームテックたばこベイパーのニコチン量は何ミリ?
まずは、プルームテックたばこカプセルのたばこベイパーのニコチンの含有量をJT公式サイトのプルームテックのたばこベイパー中成分を元に解説していきます。
成分 | レギュラーフレーバー | メンソールフレーバー |
---|---|---|
プロピレングリコール | 1mg | 1mg |
グリセリン | 0.7mg | 0.5mg |
水 | 0.4mg | 0.4mg |
メントール | × | 0.1mg |
ニコチン | 0.02mg | 0.01mg |
プルームテックたばこカプセルのたばこベイパー(蒸気)に含まれる成分は上記の5種類。1パフあたりの平均値を表記していますが、吸い方によっては多少数値が前後するようです。
タール量が8mgの紙巻きタバコだとニコチンの含有量は大体0.7mg~0.6mgとなっているので、プルームテックのニコチンの含有量はかなり少ない事が分かります。
プルームテックプラスたばこベイパーのニコチン量は何ミリ?
次に、プルームテックプラスたばこカプセルのたばこベイパーのニコチンの含有量をJT公式サイトのプルームテックプラスのたばこベイパー中成分を元に解説していきます。
▼スタンダードラインのたばこベイパーニコチン量
成分 | レギュラーフレーバー | メンソールフレーバー |
---|---|---|
プロピレングリコール | 1mg | 1mg |
グリセリン | 1mg | 1mg |
水 | 0.6mg | 0.6mg |
メントール | × | 0.8mg |
ニコチン | 0.03mg | 0.03mg |
▼ゴールドシリーズのたばこベイパーニコチン量
成分 | レギュラーフレーバー | メンソールフレーバー |
---|---|---|
プロピレングリコール | 1mg | 1mg |
グリセリン | 1mg | 1mg |
水 | 0.6mg | 0.6mg |
メントール | × | 0.7mg |
ニコチン | 0.04mg | 0.04mg |
プルームテックたばこカプセルのたばこベイパーのニコチン含有量と比べるとプルームテックプラスはニコチンの含有量が多い事が分かります。
また、スタンダードラインとゴールドシリーズのニコチン含有量の差は0.01mgですが、吸ってみるとかなり吸い応えが違うので0.01mgでもかなり差が出るようです。
プルームエスたばこスティックのニコチン量は何ミリ?
続いては、プルームエスたばこカプセルのたばこベイパーのニコチンの含有量をJT公式サイトの「プルームエスのたばこベイパー中成分」を元に解説していきます。
成分 | レギュラーフレーバー | メンソールフレーバー |
---|---|---|
水 | 2mg | 2mg |
メントール | × | 0.2mg |
グリセリン | 0.2mg | 0.2mg |
ニコチン | 0.02mg | 0.03mg |
プルームエスたばこカプセルのたばこベイパーのニコチン含有量は、プルームテックプラスのスタンダードラインと同じくらいです。
しかし、プルームエスとプルームテックプラスでは加熱温度が異なるので、同じニコチン量でも体感するニコチン量は少し違います。
プルームテックシリーズは燃焼によるタールは発生しない
そもそもタールというのは約70種類もの発がん性物質の総称となっていて、代表的な発がん性物質としてはベンゾ[a]ピレンやベンツピレン、アミン類などが含まれています。
加熱式タバコのPloom TECH(プルームテック)シリーズはどのデバイスも喫煙する時に燃焼させないですし、CLUB JTでも以下のように記載されています。
火を用いず、たばこ葉を燃やさないという製品特徴から、燃焼によるタール・煙は発生しません。ニコチン量は、プルーム・テック10パフ(吸引回数10回)でおおよそ0.1~0.3mgです。 ※紙巻たばこのTN測定法(ISO法)で測定した数値となります、また吸引条件により値は異なります。
出典:CLUB JT
そもそもタールは燃焼して発生するものなので、加熱しているだけではタールは発生しません。
しかし、加熱温度によってはタールが発生するとされており、タールが発生しやすい温度としては500℃と言われているので一概に加熱温度が500℃以下だから安心という事でもないようです。
プルームテックシリーズたばこベイパーの有害物質を解説
加熱式タバコのPloom TECH(プルームテック)シリーズは燃焼させていない事から燃焼によるタールの発生はない事が分かりましたが、燃焼によるタールの発生がないとはいえ健康被害がないわけではありません。
続いては、プルームテックシリーズたばこカプセルのたばこベイパーに含まれる有害物質を解説していきます。
プルームテックたばこベイパーの有害物質
まずは、プルームテックたばこカプセルのたばこベイパーに含まれる有害物質の含有量をJT公式サイトのたばこベイパー中の健康懸念物質を元に解説していきます。
物質 | 量 |
---|---|
アセトアルデヒド | NQ(0.0927) |
アクロレイン | BDL(0.0204) |
ベンゾ[a]ピレン | BDL(0.00759) |
ベンゼン | BDL(0.00240) |
1,3-ブタジエン | BDL(0.00407) |
一酸化炭素 | BDL(0.00682) |
ホルムアルデヒド | 0.0760 |
4-(メチルニトロソアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン | BDL(0.0108) |
N-ニトロソノルニコチン | BDL(0.00703) |
BDL:検出できる最少量・NQ:分析方法による定量が可能な最小量
Ploom TECH(プルームテック)たばこカプセルのたばこベイパーに含まれる有害物質の中にはタールに含まれる「ベンゾ[a]ピレン」やその他にも発がん性物質として挙げられている物質や発がん性物質に関係している物質が含まれています。
しかし、よく見てみるとほとんどの物質がBDLとなっており、検出できる最少量という事が分かります。
プルームテックプラスたばこベイパーの有害物質
次に、プルームテックプラスたばこカプセルのたばこベイパーに含まれる有害物質の含有量をJT公式サイトのたばこベイパー中の健康懸念物質を元に解説していきます。
物質 | 量 |
---|---|
アセトアルデヒド | NQ(0.0998) |
アクロレイン | BDL(0.0219) |
ベンゾ[a]ピレン | BDL(0.00817) |
ベンゼン | BDL(0.00262) |
1,3-ブタジエン | BDL(0.00439) |
一酸化炭素 | BDL(0.00808) |
ホルムアルデヒド | 0.0813 |
4-(メチルニトロソアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン | BDL(0.0116) |
N-ニトロソノルニコチン | 0.0368 |
プルームテック同様、プルームテックプラスたばこカプセルのたばこベイパーに含まれる有害物質には危険とされる物質が検出されていますが、ほとんどが検出できる最少量という事が分かります。
紙巻きタバコにも含まれている物質が検出されていますが、紙巻きタバコよりも含有量は少ないので紙巻きタバコよりは害が少ないという事になります。
プルームエスたばこベイパーの有害物質
続いては、プルームエスたばこカプセルのたばこベイパーに含まれる有害物質の含有量をJT公式サイトのたばこベイパー中の健康懸念物質を元に解説していきます。
物質 | 量 |
---|---|
アセトアルデヒド | 5.37 |
アクロレイン | NQ(0.238) |
ベンゾ[a]ピレン | NQ(0.0354) |
ベンゼン | NQ(0.00560) |
1,3-ブタジエン | BDL(0.00285) |
一酸化炭素 | BDL(0.00668) |
ホルムアルデヒド | 0.340 |
4-(メチルニトロソアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン | 0.691 |
N-ニトロソノルニコチン | 1.48 |
プルームエスはプルームテックシリーズの中で唯一の高温加熱式タバコですが、プルームテックやプルームテックプラスに比べNQが多いです。
プルームテックシリーズの中では高温加熱式タバコのプルームエスが最も有害物質の含有量が多いという事になります。
他の加熱式タバコとプルームシリーズのニコチン・タール量を比較
ここまで、加熱式タバコの全Ploom TECH(プルームテック)シリーズのニコチンやタール量などについて解説しました。
最後は、プルームテックシリーズと他の加熱式タバコのニコチン・タール量を比較していきます!ニコチン・タールによる健康被害が一番少ない加熱式タバコがどれなのか確認していきましょう。
他の加熱式タバコとプルームシリーズのニコチン量を比較
まずは、他の加熱式タバコや紙巻きタバコとプルームシリーズのニコチン量を比較していきます。
物質 | プルームテック | アイコス | グロー | マイルドセブン(8) |
---|---|---|---|---|
ニコチン量(mg) | 0.03 ± 0.01 | 0.5 ± 0.0 | 0.1 ± 0.0 | 0.8 |
比較したところプルームテックシリーズが一番ニコチンの含有量が少ないという結果になりました。
プルームテックのニコチンの含有量に関しては全プルームテックシリーズをまとめていますので、プルームテック・プルームテックプラス・プルームエスどれもニコチン量が少ないという事です。
他の加熱式タバコとプルームシリーズのタール量を比較
次に、他の加熱式タバコや紙巻きタバコとプルームテックシリーズのタール量を比較していきます。
物質 | プルームテック | アイコス | グロー | マイルドセブン(8) |
---|---|---|---|---|
タール量(mg) | BDL | 9.3 ± 0.9 | 4.8 ± 0.5 | 10 |
Ploom TECH(プルームテック)シリーズのタールの含有量は検出できる最少量ですが、他の加熱式タバコは紙巻きタバコとほとんど変わらなかったり、半分くらいタールの含有量が少ないという結果になりました。
プルームテックシリーズの中でも低温加熱式タバコは、よりタールの含有量が少ないのでニコチンやタールによる健康被害が気になるという方は、プルームテックやプルームテックプラスなどの低温加熱式タバコがおすすめです。
しかし、紙巻きタバコと比べると加熱式タバコはニコチンやタールの含有量は少ないので、紙巻きタバコよりは加熱式タバコの方が害が少ないと言えるのではないでしょうか?
プルームテックシリーズのニコチンやタールの含有量まとめ
- プルームテックシリーズのニコチン量は0.03 ± 0.01
- プルームテックシリーズのタール量はBDL(検出できる最少量)
- 他の加熱式タバコ・紙巻きタバコと比べてもニコチンやタールの含有量は少ない
今回は、全Ploom TECH(プルームテック)シリーズたばこカプセルのニコチンやタールの含有量を調査し、他の加熱式タバコ・紙巻きタバコとニコチン・タール量を比較してみました。
低温加熱式タバコのプルームテックやプルームテックプラスに比べると高温加熱式タバコのプルームエスは有害物質の含有量が多いですが、他の加熱式タバコに比べるとかなり少ないです。
全体的に見てもプルームテックシリーズは、紙巻きタバコや他の加熱式タバコよりは有害物質の含有量が少ない加熱式タバコと言えるのではないでしょうか?