NICOLESS VAPE(ニコレスベイプ)はコンビニなどで購入できる電子タバコですが、タールやニコチンといった体に悪い成分が含まれているかを知りたい方も多いはずです。
結論から言うと、ニコレスベイプで吸えるリキッドには体に悪い成分は含まれていないため、禁煙したい方や非喫煙者の方でも安心して使用できます。
この記事では、ニコレスベイプのリキッドに含まれる成分や「体に悪い」と言われる理由を分かりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
電子タバコのニコレスベイプはどんな製品?
NICOLESS VAPE(ニコレスベイプ)は、コンビニや通販サイトなどで販売されている使い捨てタイプの電子タバコです。
フレーバーはフルーツやメンソール系を含む全5種類が販売されており、ニコチンやタールといった体に悪い成分を含まない安全なリキッドを使用しています。
体への有害性が極めて低いほか、デバイス1本につき約600回吸引できるコストパフォーマンスの高さから、禁煙アイテムとしても注目されている人気の電子タバコです。
NICOLESS VAPE | |
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値段(税込) | 1,408円 |
吸引回数 | 約600回 |
フレーバー | ・フリーズブラック ・ゴールドレモン ・グリーンアップル ・レッドミックスベリー ・ホワイトグレープ |
ニコレスベイプのリキッドに含まれる成分
NICOLESS VAPE(ニコレスベイプ)は安全なリキッドを使用している電子タバコですが、リキッドの成分が気になるところです。
ニコレスベイプのリキッドは、市販の食品や医薬品などに使用される成分で構成されており、基本的に安全に吸える電子タバコとなっています。
続いては、ニコレスベイプのリキッドに含まれる3つの成分の詳細を解説していくので、安全性が知りたい方もぜひ目を通してみてください。
①プロピレングリコール(PG)
プロピレングリコールは無味無臭で透明な液体であり、化粧水や歯磨き粉といった商品にも使用されている成分です。
ニコレスベイプのリキッドでは吸引した際に刺激やキック感を出す役割を持ち、加熱式タバコを吸った時のような満足度の高い吸いごたえを再現しています。
プロピレングリコールの量が多いほど、フレーバーの味が強く出やすくなり、喉にガツンとぶつかるような喫煙感覚を楽しむことができます。
②植物性グリセリン(VG)
植物性グリセリンは自然由来の成分で、一般的には化粧品・食品などに幅広く使用されており、スキンケア製品では保湿剤としても使用されています。
ニコレスベイプのリキッドにおいては、水蒸気の発生量を増やす役割を持っているほか、フレーバーの口当たりをまろやかにする効果もある成分です。
グリセリンが少ないほど、メンソール向けのあっさりとした味わいになり、含有量が多くなるほどフレーバーの甘さや香りが強く出ます。
③香料
香料はお菓子・ジュース・化粧品などさまざまな製品に用いられる成分で、例えばガムやキャンディーなどの風味を演出する際にも使用されています。
ニコレスベイプのリキッドに関しては、水蒸気を吸引した際に広がるフルーツやメンソールの風味など、フレーバーにバリエーションを持たせる役割を持つ成分です。
言い換えると、香料は電子タバコの魅力を引き立てる成分であり、フレーバーの美味しさを大きく左右する重要な成分でもあります。
ニコレスベイプが「体に悪い」と言われる理由
NICOLESS VAPE(ニコレスベイプ)のリキッドに含まれる成分が安全であることを解説しましたが、一部では「体に悪い」といった噂も囁かれています。
基本的には安全な成分で構成されているリキッドですが、吸い方によっては体調不良になるケースもあり、長期間喫煙するリスクについては明らかになっていない部分もあります。
ここからは、ニコレスベイプが「体に悪い」と言われる4つの理由を解説していくので、リキッドの安全性が気になっている方もぜひ参考にしてみてください。
①「加熱式タバコ」のリスクと混同しているから
ニコレスベイプが「体に悪い」と言われる理由として、アイコスやグローといった加熱式タバコと電子タバコを混同していることが挙げられます。
加熱式タバコは、紙巻きタバコと同じくタールやニコチンといった有害物質が含まれているため、発がん性・依存性などの健康リスクが存在します。
例えば、加熱式タバコの有害性を調査した記事などで「電子タバコ」と表記されることも多く、電子タバコへの誤ったイメージが広がっている側面もあるでしょう。
②電子タバコを長期間使用するリスクが未解明
ニコレスベイプなどの電子タバコは、一般的なタバコと比べて有害性に関する研究も少なく、長期間使用するリスクが完全には明らかになっていません。
実際に、海外の研究では加熱式タバコや電子タバコなどの水蒸気(エアロゾル)を吸引し続けることで、肺炎や呼吸器系の疾患リスクを高めると報告されています。
電子タバコは基本的には安全に使用できるアイテムですが「絶対に安全」とは言い切れないため、過度な吸引には注意する必要があるでしょう。
③体質によってはアレルギーなどが出る可能性もある
ニコレスベイプなどの電子タバコが体に悪いと噂される原因として、リキッドに含まれる成分に対してアレルギー反応が出る可能性も挙げられます。
例えば、安全な食べ物でも人によってはアレルギー反応が出てしまうように、ニコレスベイプのリキッドに含まれる成分が体質的に受け付けない方も居るでしょう。
すでに何らかのアレルギーをお持ちの方や、呼吸器系に持病がある方などは、後ほどご紹介する「安全に吸うための注意点」を守って使用することをおすすめします。
④海外でニコチン入り電子タバコを吸った死亡事例がある
海外では「ニコチン入りの電子タバコ」の吸引で死亡事故が発生しており、電子タバコに危険なイメージを持っている方も少なくありません。
実際にアメリカではニコチンや大麻などの成分を含んだ電子タバコの使用や、電子タバコのデバイスが爆発したことで死亡した事例も報告されています。
しかし、日本では薬事法でニコチン入りリキッドの製造・販売は禁止されており、日本製の電子タバコを使用した死亡事例は報告されていないため安心して使用できます。
加熱式タバコや紙巻きタバコに含まれる有害物質
電子タバコが安全な成分で構成されていることを解説しましたが、一般的なタバコにはどのような物質が含まれているのかを詳しく知らない方も居るのではないでしょうか。
紙巻きタバコや加熱式タバコにはニコチン・タール・一酸化炭素をはじめとする複数の有害物質が含まれており、発がん性や依存性のリスクがあることが知られています。
ここからは、加熱式タバコや紙巻きタバコに含まれる有害物質の種類と、健康リスクについて解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
①ニコチン
紙巻きタバコや加熱式タバコに含まれるニコチンは非常に中毒性が高い有害物質で、禁煙が難しいとされる主な原因です。
ニコチンを吸引すると脳から快楽物質が放出されて一時的に気分がスッキリしますが、体内のニコチンが切れると集中力が低下してタバコを吸いたくなり、依存症を引き起こします。
また、ニコチンは心拍数や血圧を上昇させ、血管や心臓に負担をかけるため、依存症によって体に負担をかけ続けてしまう点が最大のリスクと言えるでしょう。
②タール
タールはタバコ葉を燃焼させた際に発生する粘性の高い黒い物質で、吸引すると気道や肺などに深刻なダメージを与える有害物質です。
喫煙者の肺が黒く変色した写真を見た方も多いと思いますが、長期間タールを摂取すると臓器が傷つけられ、喉頭がんや肺がんの発生リスクを大幅に上昇させてしまいます。
また、喫煙者に多い慢性閉塞性肺疾患(COPD)の発症要因のひとつとも考えられており、タバコが体に悪いと言われる最大の原因とも言えます。
③一酸化炭素
一酸化炭素は喫煙時に発生する無味無臭の有害物質で、血液中に存在する酸素を運ぶ役割を持つ「ヘモグロビン」と結合する性質があります。
ヘモグロビンに一酸化炭素が結びつくと酸素の運搬能力が低下し、全身が酸素不足に陥って心臓や脳に大きな負担がかかります。
喫煙者が息切れしやすくなる原因のひとつであり、受動喫煙によって周囲へも健康リスクが広がるため、特に周囲に子どもや高齢者が居る場合は注意が必要です。
ニコレスベイプに有害物質は含まれていない
ここまで解説してきたニコチン・タール・一酸化炭素といった有害物質は、ニコレスベイプのリキッドには含まれていません。
ニコチンによる依存性リスクや、タールによる喉頭がん・肺がんなどの発生リスクもないため、基本的には安全に吸える電子タバコとなっています。
ただし「絶対に安全」とは言い切れないため、安心して吸引を楽しむためにも、吸引のペースやご自身の体質に気を配る必要があります。
ニコレスベイプを安全に楽しむための注意点
ニコレスベイプのリキッドに有害物質は含まれていないことを解説しましたが、場合によっては体調不良になるリスクもゼロではありません。
安全だからと言って短時間で過度に吸引したり、リキッドが体質に合わない場合には体調を崩すリスクがあるほか、周囲の人に影響を与える可能性にも配慮が必要です。
続いては、ニコレスベイプを安全に楽しむための注意点を解説していくので、本製品を購入したばかりの方もぜひ参考にしてみてください。
①過度な吸引を避ける
ニコレスベイプを安全に使用するためにも、過度な吸引は極力避けるようにしましょう。
いくら安全な電子タバコと言っても、短時間で繰り返し吸引することで喉に違和感が生じたり、吐き気を催すといったリスクも考えられます。
特に、ニコレスベイプを禁煙アイテムとしてタバコ代わりに使用する際は吸引量も多くなりやすいため、使用ペースに注意してください。
②呼吸器系の持病がある場合は医師に相談しておく
喘息などの呼吸器系の持病をお持ちの方で、ニコレスベイプを使いたい方は、かかりつけの医師に必ず相談しておきましょう。
リキッドにニコチンやタールが含まれていない点を説明した上で、体質的に水蒸気を吸引しても問題ないかを確認してから購入することをおすすめします。
また、医師から許可を得た場合でも、使用後に体調が悪化したらすぐに使用を中止し、体調不良が続く場合はすぐに病院を受診してください。
③子どもや妊婦さんの近くで使用しない
ニコレスベイプなどの電子タバコは、子どもや妊婦さんの近くでの使用をなるべく避けてください。
記事内でも解説しているように、水蒸気としてリキッドを吸引する危険性には未知のリスクがあり、子どもが健康被害を受ける可能性があるためです。
また、妊婦さんは匂いに敏感になっておりリキッドの香りで吐き気を引き起こす可能性もあるので、一般的なタバコと同様に喫煙マナーを守って楽しみましょう。
ニコレスベイプに関するよくある質問
ここまで、NICOLESS VAPE(ニコレスベイプ)に関する「体に悪い」といった噂の真偽や、安全に楽しむための注意点を解説してきました。
しかし、内容を確認する中で「ニコレスベイプは未成年でも吸える?」「吸うと喉が痛くなるのはなぜ?」といった新たな疑問が出てきた方も居るはずです。
最後に、ニコレスベイプの有害性に関連したよくある質問に回答していくので、購入を検討している方もぜひ参考にしてみてください。
①未成年でも吸える?
ニコレスベイプは20歳以上の使用を想定しており、販売時には年齢確認が実施されています。
電子タバコはニコチン不使用なので法的な年齢制限はありませんが、未成年が使用することで加熱式タバコなどに移行するきっかけになると懸念されています。
また、未知の健康リスクも含めて20歳未満への販売を自主規制しているため、購入する際は運転免許証などの身分証明書を持参してください。
②禁煙アイテムとして使える?
ニコレスベイプにはニコチンやタールといった有害物質が含まれていないため、タバコの本数を減らしたい方や禁煙を考えている方にもおすすめです。
例えば、仕事の休憩時間に吸うタバコをニコレスベイプに置き換えてみるなど、無理のない範囲でタバコの本数を減らす使い方が可能です。
また、禁煙によってタバコ代の節約にも繋がるため、タバコ銘柄の値上げで悩んでいる方や、健康リスクに不安がある方もぜひ購入を検討してみてください。
③ニコレスベイプを吸うと喉が痛くなるのはなぜ?
ニコレスベイプを吸って喉がイガイガしたり痛くなる場合は、リキッドが残り少なくなっている可能性があります。
電子タバコのリキッドが切れるとコイルの空焚きで焦げたような風味が発生し、そのまま吸い続けると喉に違和感が生じやすくなります。
また、過度な吸引やリキッドの成分に対してアレルギー反応が出ている可能性もあるため、喉に違和感を覚えた時はすぐに使用を中止してください。
ニコレスベイプを吸うと体に悪いという噂の真偽や有害性まとめ
この記事ではNICOLESS VAPE(ニコレスベイプ)のリキッドに含まれる成分と有害性の有無のほか、体に悪いという噂の真偽や安全に楽しむための注意点をご紹介しました。
ニコレスベイプのリキッドにはタールやニコチンといった有害物質は含まれていませんが、過度な使用は体調不良を引き起こす可能性もあるため適度に楽しむことが大切です。
また、ニコレスベイプは禁煙アイテムとしても効果的なので、ご自身や周囲への健康リスクが気になる方や、タバコ代を節約したい方はぜひ手に取ってみてください。