愛煙家にも人気のIQOSですが、とても繊細な機器のため故障が多いのが難点です。
特に多い故障が、加熱ブレードの折れ。
「特に乱暴な扱いをしていないのになぜ折れた?」と思っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、アイコス3の加熱ブレードが折れてしまう原因や、もしも折れて故障してしまった時の対処方法について詳しく解説していきます!
※下記リンクからIQOS3(アイコス3)のユーザーガイドPDFをご確認いただけます。
IQOS3(アイコス3)の取扱説明書アイコス3の加熱ブレードは折れやすい
アイコス3の加熱ブレードは、ちょっとした原因で折れやすい構造になっています。
決してあなただけが不良品をひいてしまったわけでも、過失による故障でもないので安心してください。
そもそも加熱ブレードとは、タバコスティックを挿し込む際の受け皿になっている部分で、アイコス3での喫煙を重ねていくうちに自然とタバコの葉が溜まっていく場所です。
そのまま次のスティックを挿し込んで使い続けると、ホルダーが完全に閉まらないようにもなり、無理にスティックを挿し込もうとすると加熱ブレードがポキッと折れてしまうことがあるのです。
加熱ブレードに関する豆知識
余談ではありますが、現在販売されている三大加熱式タバコのアイコス、プルームテック、グロー。
その中でもとことん吸い応えにこだわって作られているのがアイコスで、当初発売されたアイコス2.4プラスに比べて、細身でスタイリッシュなデザインになったのがアイコス3です。(さらに連続性が可能になっている製品がアイコス3マルチ)
このように新型になって改良されていくと同時に、より機器の内部が軽量化、スリム化されて、そのぶん繊細で負荷がかかりやすくなったことが加熱ブレードが折れやすい要因なのかもしれません。
アイコス3の加熱ブレードが折れてしまう原因
アイコス3はクリーニング時やスティックを差し込む際に負荷がかかりやすく折れてしまうことがあります。
そこで、この章ではアイコス3の加熱ブレードが故障してしまう場面について、よくある事例と対象方法も併せて紹介していきます。
まず、アイコス3の加熱ブレード故障には、主に3つの原因がありますので、1つずつ詳しく見ていきましょう。
加熱ブレード故障事例①:クリーニング不足
アイコス3の加熱ブレード故障でまず考えなくてはいけない原因は、クリーニング不足によるタバコの葉の溜まりすぎです。
冒頭でも紹介したように、スティックの挿し込み口にタバコの葉が詰まりすぎて、ホルダーの蓋が浮くようになってしまっている状態は危険です。
このような事態を避けるためにも、アイコス3では一箱吸い終わるのを目処に専用ツールでクリーニングを行うことが最善の対処方法です。
とはいっても、喫煙回数が多い人ほどクリーニングが面倒になってしまう気持ちもよくわかります。
そのような人は、一本吸い終わるごとに中に詰まった葉をトントンと軽く落とすことを習慣づけるだけでも、葉詰まりによる加熱ブレードの故障を防ぐ対処方法になりますよ。
加熱ブレード故障事例②:クリーニング時の負荷
アイコス3の加熱ブレードの故障で意外に多いのが、クリーニング時の破損です。
こんなことを言うと、「クリーニングしたほうがいいと言っておきながらなんなの?」と思われてしまいそうですが、加熱ブレード自体が繊細な構造になっているのでやむを得ない事実なんです。
というのも、使用を重ねた加熱ブレードは黒く焦げたような汚れが付着して、ついクリーニングに力を入れてしまいがちな箇所。
そのため少しでもキレイにしようと負荷をかけてしまうと、意外にあっさりと折れてしまうことがあります。
これはもう避けようのない故障なのですが、少しでもそのリスクを減らすための対処方法は、クリーニングツールを必ず純正のアイコス用の物を使うようにすることです。
我流のクリーニングが故障を招くことがあるので、必ずアイコス用のものを使うようにしましょう。
加熱ブレード故障事例③:スティックを挿し込む時の負荷
アイコス3の加熱ブレードは、挿入しづらいスティックを無理やり挿し込む時にも折れやすくなっています。
このようにスティックが挿し込みづらい原因は、クリーニング不足による葉詰まりの他にも、ヒートスティックそのものの形状にも問題がある場合があります。
というのもヒートスティックによって葉の詰まり方に微妙なバラつきがあって、ぎゅっと葉が詰まりすぎた部分を無理やり挿し込もうとすると、故障の原因に繋がってしまいます。
このような時の対処方法は、一度手でスティックを揉みほぐして、中の葉が均等になってから静かに挿し込むように意識してみてください。
くれぐれも捻り込むように挿し込んだり、挿し込んでから捻るようなまちがった対処方法をしないように気をつけましょう。(この捻る動作に加熱ブレードはとても弱いです!)
壊れたアイコス3の加熱ブレードの交換は一度だけ
ユーザーのミスで壊れてしまった加熱ブレードも、一度だけは無料で交換してもらうことができます。
しかしそのためにはいくつかの条件があります。
アイコス3の加熱ブレードを無償で交換してもらう対処方法には、以下の3つの条件が揃っていることが前提です。
- アイコス3の製品登録と会員登録が済んでいること
- 加熱ブレードの交換が初めてであること
- 購入してから一年間の保証期間内であること
この中でも特に勘違いしやすいのが、保証期間の認識です。
購入してから6ヶ月しか保証期間がないと思っている人も多いのですが、会員登録を済ませることで保証期間がもう半年延長されます。
気がついた時点で慌てて会員登録をしても、購入してから1年以上経ってしまっていては無効になるので、購入してからなるべく早めに製品登録を済ませておくようにしましょう。
また、 無理やりスティックを押し込んだり、クリーニング途中の加熱ブレードの破損は自損によるものなので 、保証の対象外と思い込んでいる人もいるかもしれませんね。
どのような理由であれ元々が繊細で壊れやすい部品のため、よっぽどではない限り最初の1回目は無償で交換してもらえます。
ぜひ躊躇せずに交換依頼の対処方法を実施してみてください。
加熱ブレードの交換方法
加熱ブレードの交換依頼は、アイコス専用のサポートセンターに連絡を取ってください。
連絡方法は、電話、メール、LINE、チャットから選ぶことができます。
電話番号は、0120-195-517。
(朝9時から夜9時まで)
コールセンターへの電話は、アイコスの公式HPからコールバックシステムを利用することができるので便利です。
またメールでの問い合わせは24時間受け付けていて、交換対象の商品は24時間以内に交換品を出荷してもらえるので、早ければ翌々日には手元に部品が届く迅速な対応です。
アイコス3の加熱ブレードが折れて故障した時の対処方法まとめ
- アイコス3の加熱ブレードは、ちょっとした負荷で折れてしまいやすい繊細な部品。壊れやすいことを念頭に入れて丁寧に扱いましょう
- 加熱ブレードが折れやすい場面は、挿入しづらいヒートスティックを無理やりねじ込んでしまう時や、部品のクリーニングを行っている時に特に注意が必要
- 壊れてしまった加熱ブレードの交換は、一回だけ無償で行ってもらえる。ただしアイコスの製品登録が済んでいることと、規定の保証期間内であることが条件
アイコス3の加熱ブレードが折れてしまう原因や対処方法を紹介してきました。
この記事と上の3つの要点でも紹介してきたように、加熱ブレードが折れてしまいやすいのは元々の構造によるものなので、あなただけのアイコスが特別粗悪品だったわけではありません。
また、たとえ自分がかけた負荷によって壊れてしまった場合でも、最初の一回目は無償交換の対象になることがほとんどなので、諦めずにぜひサポートセンターに問い合わせをしてみましょう!