本気でタバコを辞めたいと考えている人は、精神論ではなかなか禁煙が成功しないことを身をもって痛感していることでしょう。
そこで良い禁煙方法はないか?色々な情報を探る中で、薬剤を使用した禁煙方法にたどり着く人もいると思います。
そのような人にこの記事では、まずは病院に行かなくてもマツモトキヨシなどの薬局で購入することができる禁煙補助薬にはどのようなものがあるか?を紹介していきます!
目次からササッとチェック
薬局に売っている禁煙補助薬にはどのようなものがあるか?

はじめに禁煙補助薬の種類について紹介するとともに、薬局で処方箋なしで買うことができる禁煙補助薬について説明していきます。
まず、禁煙補助薬は大まかに三つに分類することができます。
タバコを辞めるための薬①:錠剤
バレニクリンなどを代表する、服用することで体の内側から喫煙に対する欲求を抑えていく作用がある禁煙方法で、この薬は禁煙外来を受診して、医師の診断のもと処方される薬です。
カウンセリングに通いながら、医師の計画のもと服用が必要な薬なので、薬局で購入することはできません。
この薬を服用することで、徐々にニコチンそのものへの嫌悪感を持つようになります。
また、吸いたいという欲求と吸ってしまった時に襲われる強烈な吐き気などを経験することで、残念ながら途中で禁煙外来に通うことを辞めてしまう人も中にはいます。
タバコを辞めるための薬②:ニコチンガム
ニコレットが代表的な商品の、タバコを吸いたくなった時に口に含むことで、禁断症状を抑えることができる禁煙方法で、このニコチンガムは指定第2類医薬品扱いで、多くの薬局で在庫を持っている商品です。
フレーバーやガムの硬さに様々な種類があるので、自分好みのガムを選ぶことができ、さらにニコチンガムの優れたところは、タバコを吸いたいという欲求に直接働きかけることができる点です。
つまり禁煙途中で一番苦しい禁断症状を、瞬時に和らげてくれてイラ立ちをコントロールすることができます。
タバコを辞めるための薬③:ニコチンパッチ
ニコチネルが有名な、皮膚に貼ることで徐々に喫煙への欲求を抑えることができる禁煙方法で、薬局で手に入ります。
このように皮膚に直接貼り付けることで、パッチの中に含まれている薬剤が毛穴を通って毛細血管に浸透していきます。
継続して使用を続けることで、身体の内側から禁煙への耐久がついていく一方で、ニコチンガムに比べて禁断症状を抑える即効性はないので、 ニコチンパッチを使用しながら、どうしてもイラ立ちを抑えられない時にニコチンガムを併用する人も多いです。
薬局で売られている禁煙補助薬一覧

禁煙補助薬の種類が分かったところで、薬局で販売されている代表的な禁煙補助薬について紹介していきます。
リアルに禁煙したいと考えている方に関しては、薬局でどういったものを取り扱っているか?を事前に把握して参考にしておきましょう!
ニコレット
禁煙補助薬として代表的なガムです。
と言っても普通のガムとは噛み方には違いがあり、フレーバーを感じるまでゆっくりと噛んで、その後は頬と歯茎の間に1分ほど放置しておく必要があります。
またニコチンが含まれているガムなので、 当然未成年が使用することもできず、計画を立てながら徐々にニコレット自体の使用を減らしていくことが禁煙のポイントです。
ニコチネル
ニコチンパッチの方で有名なニコチネルですが、ニコチンガムの販売も行なっています。
こちらもニコレットと同じような方法で噛み、約12週間を目処に禁煙を成功させる想定で作られています。
このようにニコチンガムが健康のための禁煙補助薬として効果があるのは、ニコチンは含まれていてもタールや一酸化炭素を一切含んでいないからです。
そのことにより喫煙への欲求を抑えながら、最終的に禁煙成功を支援してくれます。
ニコチネルパッチ
腕などに直接貼って、毛細血管に直接薬剤を浸透させていく禁煙方法です。
朝一度貼れば、そのまま夜までつけっぱなしで大丈夫なので、負担なく続けることができます。
このニコチネルパッチには段階によって種類があり、最初はステップ1から、そして順調に禁煙が進むとステップ2の方にスイッチしていきます。
目標としては2か月間が目安となるでしょう。
シガノン(販売終了)
大正製薬から出していた有名なニコチンパッチでしたが、残念ながら廃盤になってしまった商品です。
こちらの商品名で検索をしている人もいるかもしれませんが、残念ながら今ではほとんど手に入れることができません。
したがって薬局で購入できるニコチンパッチは、現在ニコチネルパッチ一択といったところです。
なお、今回紹介した薬局で買える禁煙補助薬については、全てメーカーで希望小売価格制度を設けているため、購入するお店によって購入価格が違います。
禁煙補助薬を使った禁煙方法の副作用

薬局で手に入り、気軽に始めることができる禁煙方法は魅力的ですが、そのぶん薬剤を使用した禁煙方法には副作用がつきものです。
具体的にどのような副作用が、タバコを辞められる間に起こるのか?いくつかの事例を見ていきましょう。
禁煙補助薬の副作用①:胸焼け・吐き気
ニコチンガムに最も多い副作用で、普通のガムと違いニコチンの成分が含まれた特別なガムなので、唾液と混ざって体内に入ることで拒絶反応を起こす人もいます。
また一度味わった気持ち悪さが脳裏に残り、タバコを吸いたい禁断症状が出てもニコチンガムを口にすることに嫌悪感を抱いてしまう人もいます。
禁煙補助薬の副作用②:頭痛・動機・めまい
ニコチンガムとニコチンパッチ両方に共通する副作用です。
全ての人に表れる症状ではありませんが、体内にニコチンを吸収させながら行う禁煙方法のため、タバコを吸うことによって感じる副作用と同様の症状が出る時があるのです。
禁煙補助薬の副作用③:湿疹・かぶれ
ニコチンパッチに起こりやすい皮膚への副作用で、肌がかぶれやすい人は特に、起きている間中つけているパッチによって、肌にかゆみやあせものような湿疹が生じてしまう場合があります。
その場合は無理せず、使用を中断しましょう。
禁煙補助薬の副作用④:複合的要因による副作用
いずれの禁煙補助薬も、他の要因と重なることで重篤な副作用を起こす危険性が稀にあります。
例えば、血液の循環が大きく変動する激しい運動やサウナに入る時などは、ニコチンパッチは剥がすように警告されています。
また他の薬を服用している人は特に、かかりつけ医に相談してから副作用の危険性を考慮して、禁煙を開始するようにしましょう。
薬局で買える禁煙補助薬を使った副作用と禁煙方法まとめ
- 禁煙補助薬には、錠剤・ガム・バッチの3種類があり、そのうちニコチンガムとニコチンパッチは薬局で購入することができる
- 薬局で販売されている禁煙補助薬の種類は少なく、ニコチンガムであればニコレット、ニコチンパッチであればニコチネルが代表的な商品
- 禁煙補助薬にはごく一部の人に副作用の症状が表れる。持病がある人は特に、事前に医師への相談が必須
病院に行かなくても、薬局で手に入ることができる禁煙補助薬を紹介してきましたが、いかがでしたか?
自己判断で服用する薬剤という事で副作用の心配についても理解していただけたかと思いますが、この記事の一番のポイントは上の3つのポイントとなるので、禁煙補助薬でタバコを止めたい人は今一度確認してみてください!
また、本気でタバコを辞めたい場合において、 成功率が高い順番としては、「錠剤→パッチ→ガム」の順になっています。
ニコチンガムは、イラ立ちを抑えるための補助薬のさらに補助という捉え方で使用する人も多く、禁煙補助薬については、本格的な禁煙を目的としている人に適していると言えます。(薬局以外でもネット通販で手に入る種類のものもあります。)
しかし、薬局と違って薬剤師に相談することもできないため、口コミや他に使用したことがある人の意見を参考にするしか判断材料がありません。。。
したがって副作用のことも考えると、初めて薬剤を使った禁煙にチャレンジしたい人こそ、薬局でそれなりに名の通った販売実績のある禁煙補助薬を選ぶことをおすすめします!
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