日本国内で様々な観点でヤバイと噂のHHCリキッドですが、HHCリキッドは本当に違法ではないのか?逮捕されないか気になる方も多いでしょう。
結論から言うと、HHCリキッドは2022年3月17日(木)から規制されたので所持・使用していると確実に逮捕されます!17日までに全てのHHC製品を必ず破棄しましょう。
本記事では、そんなHHCリキッド規制の最新情報などを全て解説していきます。
【速報】HHCリキッドを含む全てのHHC製品が2022年3月17日より規制!
ついにHHCリキッドを含む全てのHHC製品が取り締まられる事になりました。施行日は2022年3月17日となっており、この期日以降は所持も使用も違法となってしまいます。
なお、SNSを見ていると多くの方が勘違いしていますが、THCのような「大麻取締法」では無く「薬機法」の下で扱われます。なお、法律に抵触すると下記の罰則が科せられます。
三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。出典:e-COV 法令検索
HHCの規制に当たり事業者と消費者が取るべき対応一覧
2022年3月17日のHHC規制に当たり、事業者と消費者が取るべき対応を一覧でまとめました。下記の対応を取る事で法に抵触するリスクは最低限減らす事ができます。
- HHCの製造停止・販売中止
- 在庫の廃棄(原料含む全HHC商品)
- 注文確定後の返金処理
- 販売店からHHC製品の削除・掲載停止
- SNSでの商品宣伝の投稿を削除
- プレゼント企画の中断
- 知り合いや友人にプレゼンとしない・されない
- 使いきれない・手元にあるHHCリキッドの廃棄
- 手元にあるHHCリキッドを使いきる
- 購入した方は必ず返金対応をしてもらう
日本の法律でHHCリキッドは違法で規制される理由は?大麻取締法について解説

日本の法律でHHCリキッドが規制される理由や、大麻取締法について疑問を感じる方もいる事でしょう。本項では日本でHHCリキッドが規制されている理由について詳しく解説しています。
2022年3月17日からHHCリキッドを含むHHC製品は規制となります。
日本でHHCリキッドが規制されている理由や大麻取締法について
第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
(昭二八法一五・平三法九三・一部改正)出典:厚生労働省
日本の大麻取締法では、大麻の成熟した茎・種子を除く大麻草から抽出した成分が違法とされ、法律で規制されています。
さらには、大麻取扱者という日本で許可をとっている方以外の所持や、栽培、譲渡が禁止されており、大麻の成熟した茎・種子以外から抽出した大麻草の成分を所持しているだけで違法です。
つまり、日本で販売されている大麻の成熟した茎・種子等から抽出した大麻草の成分を合成したHHCリキッドは合法になります。
しかし、2022年3月17日に規制される法律は「大麻取締法」では無く「薬機法」と呼ばれる法律です。異なる枠組みの法律で規制されている為、大麻取締法の定義には当てはまらないのです。
大麻取締法ではHHCリキッドは大麻草の抽出部位によっては合法だった
【厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に直接問い合わせてわかったこと】
— HHC専門店「NELL」 (@HHCSHOP_NELL) February 7, 2022
・現状、HHCの成分自体は規制されてない
(HHCは大麻草にも含まれる成分のため、大麻の成熟した茎や種以外(花、葉、枝等)
から抽出・製造された製品は違法となります。)
・日本の法律上、THCの濃度基準はない#HHC #THC#CBD
実際に厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に問い合わせたHHC販売店によると、HHCリキッドに含まれているHHCの成分自体は日本で規制されていません。
日本の法律で大麻の成熟した茎・種子を除く大麻草から抽出した成分が違法となっているので、大麻の成熟した茎・種子以外から抽出した成分を合成したHHCが含まれているHHCリキッドは日本で違法とされ、規制の対象となるようです。
今回のHHC指定は麻取法下でもなく大麻法下でもなくあくまでも「薬機法下」であるところに多少の良心を感じるのは私だけか。一般人の無秩序な使用と売買を咎めるだけで、研究は妨げない、ヒトにおける臨床研究なども含めて、「研究」あるいは「医療」は妨げない、という部分で
— Chihiro Nozaki (@tatsukitei) March 7, 2022
なお、2022年3月17日以降は薬機法に基づいて扱われるので、個人的な使用はおろか売買も認められません。中には上記ツイートのように大麻取締法では無い事を良心と捉えている方もいます。
しかしながら、有害性を確実に示すエビデンスが無いのに規制がかかる事に憤りを隠せない方が多いようです。果たして今後HHC業界はどのようになっていくのでしょうか?
2022年3月17日以降に違法となったHHCリキッドは何故規制されたのか?

日本でHHCリキッドが規制されている理由や、HHCリキッドでも合法だった製品の特徴を解説しましたが、なぜHHCリキッドは規制されるに至ったのでしょうか?
続いては、日本で合法とされていたHHCリキッドが規制の対象になった理由について考察していきます。
「考察」である理由はHHC規制が決められた指定薬物部会委員の会議の議事録が開示されていないからです。規制理由が公開されていない事から、あくまで考察としてご紹介しています。
厚生労働省で大麻取締法の規制対象に関する改正案が検討されていた
日本の厚生労働省では大麻取締法の規制を大麻草から抽出した部位で規制するのではなく、成分で規制した方が良いのでは?といった内容の改正案が提出されていました。
HHCリキッドが規制される大麻草成分に含まれるかは不明ですが、THCで危険とされる精神作用・陶酔作用があると話題になっているので、法律が改正された時にHHCも違法となり、規制される可能性が高かったのです。
また、HHCリキッドの製造工程で様々な毒物を使用している事が分かっているので、安全性を確保するために規制がかかっているのではないでしょうか?
HHCリキッドの使用後に警察から尿検査を求められて尿検査したら陽性反応
HHCは尿検査で陽性になるらしいけど
— ポーレン🇬🇳 (@hempstarnepal) January 23, 2022
大麻使用罪ができたらどうやってTHCと見分けるんだろう🤔
それまでにHHCが規制されるのかな?
それとももっとハイテクな検査キットができるのか?
HHCリキッドを使用した後に、警察に職務質問されて尿検査をさせられた場合、尿検査で大麻の陽性反応が出ないのか気になる方が多いのではないでしょうか?
規制前時点で、日本でもHHCリキッドの使用後に尿検査をした結果、大麻の陽性反応が出たという報告が増えていました。
警察の簡易的な尿検査なので偽陽性の可能性もありますが、THCと同じ反応が尿検査で出るという事が警察や厚生労働省のお眼鏡に適わなかったのではないでしょうか?
HHCリキッドに含まれているHHCと日本で違法とされるTHCは化学構造が似ている
分子の構造と効能が類似しているとは言え、両者の製造過程を考えると大きく異なり、HHCの場合は重金属を使用して生成するためTHCと比較して安全性におけるリスクが高いと言えます(重金属は除外されるが、100%除外されるのかが問題)
— GRAY (@GrayCannabis) January 9, 2022
日本で合法とされていたHHCと日本で違法のTHCは化学構造が似ており、HHCはTHCよりも安全性が高いと言われています。
しかし、HHCリキッドに含まれているHHCの成分自体の安全性が高くても、HHCとTHCは製造する工程は全く違うので、一概にTHCよりもHHCの安全性が高いとは言えないでしょう。
実際にHHCを合成する過程でいくつもの毒物が使用されており、HHCリキッドを製造する過程で入った不純物が100%しっかり除外されているかは分かりません。その観点から言うと、規制が掛かってしまったのは頷けます。
HHCリキッドに含まれているHHCの精神作用の強さは違法のΔ-8-THCよりも強い
デルタ-9-THC、デルタ-8-THC、カンナビノール(CBN)およびヘキサヒドロカンナビノール(HHC)の化学構造
— 空(Quu) 🌈@チルアウトTOKYO (@Quu_CBD) January 4, 2022
精神作用の強さ
Δ-9-THC(違法)
HHC(合法)※Δ-9-THCの60%
Δ-8-THC(違法)※Δ-9-THCの25%
CBN(合法)※Δ-9-THCの10% pic.twitter.com/SsoyvcUB92
上記のツイートを見て分かるように、HHCリキッドに含まれているHHCの精神作用は、日本の法律で違法とされるΔ-8-THCよりも強いようです。
日本で最も危険と言われているΔ-9-THCの60%程の精神作用の強さをHHCが持っているとなると、日本で違法となり規制されても可笑しくはありませんよね。
HHCリキッドを所持しているだけで警察に逮捕・捕まる?違法になり規制された後は?

続いては、HHCリキッドは所持しているだけで警察に逮捕・捕まる?HHCリキッドが違法になり規制の対象になった後の対応について解説します。
結論から言うと、2022年3月17日までは逮捕・捕まる事はありませんでしたが、3月17日以降はHHCリキッドの所持で警察に逮捕されます。
違法となる2022年3月17日以降はHHCリキッドの所持・使用で警察に逮捕される
HHC規制か、、、
— 🍁かえでくん🍁 (@kaede_kun1000) March 7, 2022
皆様も気おつけてください。
ご安全に⛑
逮捕者沢山出るだろうな。 pic.twitter.com/1fmVwuaLIH
日本で違法とされる2022年3月17日以降は、HHCリキッドを所持しているだけで、警察に逮捕・捕まるので所持しないようにしましょう。
なお、法律的には2022年3月16日までは吸う事ができるので、法律改定日までに販売しているHHCリキッドの販売店舗があれば購入して吸う事ができます。
日本の法律でHHCリキッドが違法で規制の対象となった後のHHC業界について

ここまで、HHCリキッドは所持しているだけで警察に逮捕・捕まる?HHCリキッドが違法になり規制の対象となった後について解説しました。
最後は、日本の法律で2022年3月17日以降にHHCリキッドが違法になり、規制の対象となった後はどうなるのかについて解説します。
結論から言うと、日本の法律でHHCリキッドが規制の対象となった後は、規制に引っかからないように色んな成分を混ぜる販売店が増える可能性が高いです。
日本でHHCリキッドが規制対象となったら規制から逃れようと動く業者が増える
ハーブの時もそうだけど、規制するからそこから逃れようとどんどん色んな成分が混じって健康被害やら中毒が出たらしいし、HHCもそうなりそうでこわいなあ
— うみ (@Umi__v__) January 18, 2022
日本の法律でHHCリキッドが規制の対象となった後は、規制に引っかからないように様々な成分を混ぜてHHCリキッドを販売しようとする業者が増える可能性が高いです。
HHCリキッドに様々な成分を混ぜるとどうなるかというと、さらに危険性が高くなり、重篤な健康被害を引き起こす可能性にも繋がります。
安全性が確保されていないHHCリキッドを使用する事自体、危険ではありますが様々な成分を混ぜる事で、さらにHHCリキッドは安全性が低くなるので注意が必要です。
日本でHHCリキッドが規制された後は絶対にHHCリキッドを購入・使用してはいけない
日本の法律でHHCリキッドの成分が違法になり、規制された後はどんな理由であれ、HHCリキッドを購入する事も使用する事も出来ません。
万が一、HHCリキッドの成分が違法とはならず、現在販売されているHHCリキッドが違法の対象となった場合は、先程お話したように規制に引っかからないように色んな成分を混ぜて販売される事が予想出来ます。
【違法】2022年3月17日以降規制のHHCリキッド所持で逮捕・捕まるかまとめ
- 2022年3月17日以降はHHCリキッドは合法では無く違法
- 規制後にHHCリキッドを所持していると逮捕される
- HHCリキッド規制後にHHCが入っている商品を絶対に買ってはならない
いかがでしたか?今回は、2022年3月17日以降に違法となり規制されるHHCリキッドの所持で逮捕・捕まるのか?についてご紹介しました。
2022年3月17日以降はHHCリキッドが所持・使用出来なくなったので、必ず法律に従って廃棄するようにしましょう。所持している所を見つかると確実に逮捕されますよ。
しかしながら、規制に踏み切った会議の議事録が公開されていない点に関しては不信感が隠せませんね。議事録等の最新情報が公開され次第、本記事を最新情報に更新していきます。