CBDといえば、ダイエットや美容効果、さまざまな疾患の治療効果、特に癌やてんかんの治療にも役立つことが分かってきている注目の成分です。
特に最近では犬や猫でも癌やてんかんになってしまうケースが増え、何とかしてあげたい飼い主さんがCBDペットフードを求めるようになっています。
ここでは、CBDオイルの沢山のメリットが、犬猫にも効果があるのかを調査し紹介いたします!
目次からササッとチェック
CBDオイルとは

CBDオイルというのは、CBD(カンナビジオール)という大麻の主成分を抽出し、植物性のオイルと混ぜ合わせたもので、現在世界中から注目されているオイルです。
注目の理由は、何といってもその効果の汎用性で、現在確認されているだけで100種以上の疾患に効くという点です。
また、それだけ様々な症状改善が見込まれながらも、副作用が確認されていないというのも理由の一つです。
CBDオイルに関しては以前の記事でより詳しく述べているのでそちらもご覧ください。
CBDオイルの効果と魅力

CBDオイルは、様々なメリットを人間の体にもたらしてくれることが分かっています。
完結にこれまで証明されてきたCBD嬉しい効果をまとめます。
- 不安軽減、ストレス緩和、リラックス効果
- 寝つきが良くなる、睡眠不足解消、快眠効果
- 充実感
- 集中力UP
- 食欲増進
- ダイエット効果
- 美容効果、血色がよくなる
- てんかん、疼痛、関節炎、嘔吐
- 癌・細胞障害
- 糖尿病、虚血性心疾患
- 炎症性腸疾患、多発性硬化症
- 高血圧
- 痙攣、炎症
研究が進むCBDオイルの医療効果
CBDオイルは医療分野への活躍にも希望が持たれ、現在分析中の医療効果だけでも100種類以上への有効性が確認され、すでに1000以上の論文が書かれています。
中でも効果に希望が持てるのはてんかんに対してです。
てんかんの発作が週に300回以上もあった少女が、CBDオイルを摂取し始めたら週に数回の発作まで抑えることができたという報告も出ています。
これによって、てんかんの症状である脳内の過剰な活動による興奮状態を、CBDが持つ適正な範囲に戻すという作用により抑えられるということが判明しました。
CBDオイルの癌治療効果に期待
CBD単体での抗癌効果に関しては先ほども軽く触れましたが、CBDには癌細胞の成長を抑制するという働きがあり、実際に行われた分析でも、試験管内の乳癌の悪性癌細胞を減らしたという結果が出ています。
その他にもオリーブ油で希釈されたものであれば、抗酸化作用も相まってより癌への治療効果に希望が持てるでしょう。
CBDオイルを使った日本国内での治療例
日本国内で実際に患者レベルに投与されたという情報はありませんが、CBDを精製して作られたてんかんの治療薬に対して国内での臨床試験を許可されたというニュースが今年の3月に発表されました。
いわゆる治験での検証になりますが、もしこれで有効だということが判明すれば、日本国内でも大麻由来の成分を使った薬の開発が許可され、より多くの疾患に苦しむ人々の助けになる可能性が高まります。
CBDが効果を発揮するのはECSの機能を活性化するから!

CBDはどうして多くのメリットを人間の体にもたらしてくれるのでしょうか。
それは人間の体にECS(エンド・カンナビノイド・システム)という「体内の環境を整える」機能があり、CBDによりその機能を高めていっているからです。
ECSの「体内の環境を整える」というのは、人が生きていくうえで必要不可欠な神経・免疫バランスを調節したり、人間の体の内外から変化が起き一部の機能が低下しそうになった時に、内々の環境を調整しながら各機能を一定に保とうとする機能のことです。
ECSが調整、維持する体の機能
下に、「ECSが働き調整、維持している各機能」をまとめましたが、ECSは人間の体のほぼすべての機能を健康に保つために働いていると言えるでしょう。
CBDはこれほど重要な機能を持つECSを助ける作用を持つことが分かっており、その結果、CBDが様々な魅力的なメリットを持つということに繋がっています。
- 呼吸器系、循環器系、消化器系>排泄系、神経系、内分泌系、骨格系、他、全身のあらゆる系統
例えば、風邪を引いたり、何かの菌やウィルスに感染しても、ECSの働きにより健康な状態に戻していってくれます。
ECSって素晴らしいと思うのですが、実はECSもストレスや加齢によってその機能を低下させていってしまいます。 そこでECSの機能を蘇らせ元通りにする働きがあるCBDオイルが求められるようになってくるのです。
全ての哺乳類はECSを持っている!
さて、今回のテーマはCBDの効果は犬や猫にも発揮されるのかということでした。
なんと、犬や猫を含む全ての哺乳類も人間と同じようにECSを持っています。
つまり、犬や猫にCBDを与えれば同じようにECSの機能を活発化させることができるので、癌やてんかんにも効果があるといえそうです。
- 癌の拡大、転移が抑えられた
- 定期的な痙攣が見られなくなった
- 食欲が改善した
CBDを使用して、かなり効果が感じられそうですよね。
ペットにもCBDオイルは使用できるのか?

続いて、「動物に使えるのか?」と気になる方も多いと思います。まず結論から申し上げますと使えます。
実際に犬用のCBDオイルというのが販売されていて、先ほども少し紹介しましたが、人間と同じような症状に対して有効だということも分かっています。
CBDオイルを与えるときは、人間用とペット用のものがしっかり区別されているので、自分が利用しているものをそのまま与えないようにしてください。
ペットには副作用が出る場合も…
CBDがペットにも効果があるという声はあるものの、人間でさえCBDからどんな影響を受けるかはまだ研究段階であるため、動物が相手となると更に未知の領域と言わざるを得ないでしょう。
CBD研究の先進国であるアメリカでも、研究機関によって、CBDのペットの利用に関する見解は様々です。
・獣医学研究所「CBDはペットに安全である」
・アメリカ食品医薬品局(FDA)「CBDはペットに与えても安全なものとは認めていない」
※人間に対しては様々な疾患に治療効果があると認めている。
ペットにCBDを試したい方は、まずは獣医師に相談するようにしてください。
CBDをペットに与えた時の副作用の事例
ペットの中でも犬と猫だけでも体の大きさや仕組みが異なることがあり、それぞれがCBDを摂取した時でもその副作用は異なる様です。
・犬 下痢、肝臓の酵素量上昇
・猫 下痢、肝臓の酵素量上昇、異常な舐め行動、首の揺れ
良かれと思って与えたCBDで大切なペットが副作用で苦しむ可能性があるのであれば、ちょっと使用を検討しますよね。
現状では、まだ適切なCBDの量なども研究段階ですので、利用されたとしても副作用が起きる可能性は考慮して使用する必要があります。
THCがペットに与える影響【海外の事例】

THCが含まれる大麻が合法とされている国では、ペットに人間用の大麻を与えてしまい中毒になってしまうケースが報告されています。
THCが高濃度な大麻草を体の小さなペットに与えてしまったら、それは相当の影響を受けてしまうでしょう。
主な障害としては、人間と同じように、平衡感覚障害、嘔吐、下痢、発作、失禁など様々な障害が出てきてしまいます。
合法範囲の0.3%のTHCが小さな体に与える影響
日本では大麻取締法で0.3%未満のTHCであれば合法範囲に含まれています。
なぜ、合法なのかというと、0.3%とはTHCが検出できないレベルであるためとされています。
人間にとっては0.3%ではほぼTHCの影響を受けないとされていますが、もし、同量のCBDをペットに与えた場合はどうでしょうか。
身体も小さいのでたった0.3%でもTHCの影響を受ける可能性は人間よりも格段に上がりますよね。
結局の所CBDオイルは、犬や猫の癌には効くの?

結局のところ、CBDオイルは犬や猫の癌には効くのでしょうか。
様々な事例からもCBDオイルを使用して、病状が改善したという声は少なくありません。
もし、大切なペットが癌になってしまったら何とかしてあげたいと思いますよね。
ECSを持つ哺乳類には癌治療効果が期待できます!
THCフリーのCBDを使用された場合には、やはりペットの様々な疾患が改善、緩和できたという報告が出てきています。
長年癌の治療、手術に悩まされてきた家族も、ECSを使用し始めてから徐々に元気になり、癌の腫瘍も大きくなったり転移したりしなくなったそうです。
CBDがオイルが犬や猫などの癌に効果があったという報告は間違いなくあるので、効く可能性は高く、期待できるでしょう。
効き目が変わる?CBDオイルの成分の違い

CBDオイルを主に構成しているのは、メインとなるCBDと希釈用の植物性オイルで、非常にシンプルなもので構成されていますがその効果はすでに世界が知るところとなっています。
CBDには濃度や希釈に使われるオイルによって多少の効き目の違いがあります。
使用されるオイルは、
- ココナッツ
- オリーブ
- ヘンプシード
などなど基本的にこれらの植物性油によって希釈されCBDオイルは販売されています。
効果の違いは主にこの希釈する油によって違ってくるので、これからCBDやそれぞれの油の成分について詳しく紹介し、どういった症状にどのように作用していくのか紹介していきます。
CBD(カンナビジオール)
CBDオイルのメイン成分であるCBDは、大麻の主成分の1つですが種子や茎といった合法部分から抽出される合法成分です。
それに対して違法成分として注意したいのは、THC(テトロヒドロカンナビノール)は精神作用を及ぼすものです。
ただ、世界で売られているCBDオイルには、一部違法物質であるTHCが含まれている場合があるので、個人輸入する際には注意が必要です。
このようなCBDというのは、カンナビノイドという大麻草に含まれる化学物質の総称のうちの一つで、この中に先ほど述べたTHCも含まれていることがあります。
ココナッツ油
ココナッツ油は主に美容の面で効き目がある油で、
- 脂肪燃焼によるダイエット効果
- 腸内環境を整える
- 殺菌作用・抗炎症作用で肌トラブルの回避
- 乾燥肌や髪の毛のケア
などなど比較的外面への効き目に希望が持てる油となっています。
CBDとの相性が良さそうなのはコレステロール値の改善と糖尿病予防ができる点で、血管弛緩効果のあるCBDと一緒にオイルで摂取できれば血流が改善され冷え性などへの効果へも希望が持てそうです。
オリーブ油
健康食品としても有名なオリーブ油ですが、改めて見るとCBDとの相性はかなり良さそうです。
その主な効き目は、
- 抗酸化作用による癌や生活習慣病の予防
- 動脈硬化の予防
- 血液サラサラ
- 腸内環境の改善
などなど中でも抗酸化作用は、CBDの抗がん作用との相乗効果でかなり希望が持てそうです。
ヘンプシード油
ヘンプシード油とは、大麻の種子から抽出した油で、CBDオイルとはその含有成分の違いによって区別され、ヘンプシード油はCBDをほとんど含んでいません。
効果もどちらかというと美容寄りで、CBDのような薬効はあまり希望が持てないためそこまでの効き目ではありません。
主な効果は、
- 美肌効果と脂肪燃焼効果
- アレルギーやアトピーの改善
- 血液サラサラ
などなどココナッツ油と似たような効き目になっていますが、同じ大麻由来ということでCBDオイルとの相性はいいかもしれません。
こういったオイルの違いも少し気にしてみてもいいかもしれませんね。
CBDオイルは癌に効果がある?犬猫の癌にも効果はあるのか調査まとめ
- ECSを持つ全ての哺乳類にCBDの効果が発揮される
- BDは癌にがん細胞の浸潤や転移を抑える作用がある
- ペットへのCBDの利用は安全性は証明されていない
いかがでしたでしょうか。
すでに、ペットにCBDオイルを使用して癌細胞の拡大や転移を抑える事ができているなど、その効果はあるということが分かってきています。
ただ、全体として研究が追い付いていない状態でその効果や安全性は保証されていません。
もし利用されるにあたってもTHCフリーのCBDオイルを選択されることをおすすめします。
少々安全性に不安なところはありますが、獣医に相談し用量を守って使用すれば大きな悪影響は避ける事ができるでしょう。
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