近年話題になっている医療用大麻CBD(カンナビジオール)の他に、CBG(カンナビゲロール)という成分があるのをご存知ですか?
CBDとCBGの違いは簡単に言うと成分と作用の仕方に違いがあり、CBDもCBGも違法ではなく、その効果は正しい知識を持って使用しないと効果を得られません。
この記事では、CBDとCBGの違いを解説し、CBGの違法性の問題やその効果についてご紹介していきます!
CBDとCBGとは?各成分の違い

CBD(カンナビジオール)とCBG(カンナビゲロール)、名前も似ていますが成分にも似通った部分があり、全く違うものとは言えないです。
実際CBD製品の中にCBG成分が含まれている製品も多く存在しますし、CBG製品単体よりもそういった製品の方が多く出回っているようです。
このことをもとに、CBDとCBGそれぞれにはどんな違いがあるのか詳しくご紹介していきます。
大麻草に含まれる成分CBD(カンナビジオール)とは?
CBD(カンナビジオール)とは、大麻草に含まれるカンナビノイド内から抽出される化学物質の一種で植物性カンナビノイドの一つです。
主に大麻草の茎や種子から抽出される成分で、摂取することでストレス軽減やリラックス効果を得ることができます。
CBDには向精神活性作用がないのでハイになることもなく、恒常性の維持や多くの可能性を秘めているとして世界各国で話題になっている成分です。
大麻草に含まれる成分CBG(カンナビゲロール)とは?
CBG(カンナビゲロール)もまた、大麻草に含まれるカンナビノイド内から抽出される化学物質の一種で植物性カンナビノイドの一つです。
CBDと同じく向精神活性作用がなく比較的茎に多い成分で、大麻草内に存在しているときはCBDや違法性のあるとされるTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分の原点とされています。
そしてCBGは成熟した大麻に含まれる割合が通常約1%とかなり少なく、CBDよりも希少価値が高い成分ですが、CBDよりも強力で豊富に使用できるといわれています。
CBDとCBGの効果の違い
CBD(カンナビジオール)とCBG(カンナビゲロール)の違いは、それぞれがカンナビノイド受容体とどのように相互作用するかで、それによって体内で違いのある効果を引き起こします。
例えばCBDならホルモンのバランスを整える役割があり、それによって自己治癒能力が正常に働き、治癒に繋がります。
CBGの場合、間接的に脊椎幹細胞に刺激を与えることができ、その結果として骨の成長を促せられるので、骨折しても骨の成長を促進させることで骨が繋がるまでの期間が短くなります。
CBDとCBGの価格の違い
最初にもご紹介しましたが、CBG(カンナビゲロール)の製品は希少なためCBD製品に比べ価格差が5倍もあり、コストが非常に高くなってしまします。
そこで現在はCBGをより多く抽出してコストを下げるために、大麻を栽培している農家や研究者たちにより様々な品種改良が行われ、より多くのCBG製品を生産するために日々研究が重ねられています。
CBDオイルなどが安くて3000円台で手に入るのに対し、CBGのクリスタルパウダーなどは安くても10000円切るか切らないかくらいの販売価格で価格差は一目瞭然です。
CBGは合法!気を付けなくてはならない注意点

CBD(カンナビジオール)はCBG(カンナビゲロール)と同じで基本的に合法ですが、しかし精神活性作用がありハイになってしまう可能性のある成分THCが含まれていると違法になってしまいます。
そんなCBGが違法になってしまう場合や注意点について簡単にご紹介していきます!
CBGにTHCが含まれているとなぜ違法なの?
CBG(カンナビゲロール)自体は基本的に合法です。麻薬や脱法ドラッグなどは性質が異なり、日本の法律でも禁止されている成分ではないので合法的に所持・使用することが可能です。
同じ大麻草に含まれている成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)ですが、CBD(カンナビジオール)やCBG(カンナビゲロール)とは違い、幻覚作用や精神に変容を生じさせることがわかっています。
日本では、大麻取締法と麻薬取締法によりTHCは規制の対象となっているのです。
CBGの気になる身体への効果
CBG(カンナビゲロール)の効果は、CBD(カンナビジオール)に似た薬理作用を持っています。
人の身体に元々備わっているECS(エンド・カンナビノイド・システム)という身体の恒常性を保つための身体調節機能と結びつくことにより、身体調節機能に影響を及ぼします。
- 緑内障の治療
- 神経の保護
- がん細胞などの腫瘍の成長を遅らせる
- 筋肉収縮の抑制
- 炎症を抑える
- うつ病治療
- 鎮痛作用
- 骨の形成や治癒
そしてもっと効率よくCBGの効果を受けるために効率的な摂取方法があります。CBDオイルと一緒に摂取することで相乗効果が狙えるんです!
CBGは結晶粉末で販売されているため、味がありません。CBDと混ぜても味が変わらないので、とても摂取しやすい方法です。
CBGを使用するときの注意点
CBG(カンナビゲロール)を摂取するにあたって、注意しなければならない点がいくつかあります。CBG製品によってそれぞれ正しい使用方法があるかと思いますので、その都度しっかり説明を読んでから摂取するようにしてください。
正しい向きで直射日光・高温多湿を避けて開封後はできるだけ早く使用するようにしたり、1日に使用量を超えて使用しないこと、体調や体質に合わない場合もあるのでその時は使用しないようにするなど、正しく使用することで十分な効果を得やすくなるという事ですね!
そして、正規の手続きを通った合法なCBG製品を購入し使用するようにしましょう。
CBDやCBGの購入方法について

ここまでCBDとCBGについて簡単にご紹介してきましたが、興味を持ってくださり「じゃあどこでどうやって購入すればいいの?」と気になった方もいらっしゃると思います。
そんな方のためにCBDとCBGはどこに売っていてどこで購入すればいいのか、ご紹介していきます!
CBD・CBG購入方法①:ネット通販からの購入
CBD(カンナビジオール)とCBG(カンナビゲロール)は、多くの場合ネット通販で購入されます。
楽天市場やYahoo!ショッピング、専門サイトやメーカー直販サイトが存在していて、各サイトでパウダー「CBDオイル」や「CBGパウダー」と検索していただくと各商品が出てきて購入することができます。
残念ながらAmazonではCBDを含む商品の出品が禁じられているので、もしAmazonでCBD関連商品を見つけても購入しない方がいいでしょう。
大手のCBD・CBGの専門サイトは、「HempNavi」と「VapeMania」などが有名です。気になった方は、是非検索してみてください!
CBD・CBG購入方法②:実店舗での購入
実店舗が近くにないという方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、やはり直接手に取って商品を購入できた方が安心ですよね。
最近ではなんと、ドン・キホーテでもCBDオイルなどを購入することができるんです!
「専門店だと入りにくい…」という悩みもドン・キホーテなら気軽に入ることができますし、店員の方にも聞きやすいと思うので、一度近くのドン・キホーテを訪れてみるのもいいかもしれません。
CBD・CBGの違い・CBGは違法か合法か?とその効果まとめ
- CBDとCBGの違いはそれぞれがカンナビノイド受容体とどのように相互作用するか
- CBGは基本的に合法でTHCを含んだものは違法
- 効果は人それぞれだが、正しく使用することで十分な効果を得やすくなる
ここまででCBDとCBGの違いとCBGの違法性と効果についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
CBD(カンナビジオール)とCBG(カンナビゲロール)は同じカンナビノイドですが、身体のどんなところにその効果をもたらすのかとその効果の強力さに違いがあります。
CBDもCBGも合法で、身体に良い効果をもたらしてくれるので、将来の医療発展に大きな役割を果たしてくれる成分として取り上げられる日も近いのかもしれません。
摂取するのに最適な量にも個人差があるので、少量から始めて調整をしながら安全に正しく使用しましょう。