気分の高まりを表す際に「ブリブリ」「パキパキ」等の表現が使われる事がありますが、2つの言葉の意味に違いはあるのでしょうか?
結論から言うと、ブリブリは大麻由来成分による酩酊状態を指し、パキパキは薬物の症状が身体に現れた状態を指しているという違いがあります。
本記事では、ブリブリとパキパキの意味の違いや大麻由来成分と薬物が身体に及ぼす影響について解説するので参考にしてみて下さい!
本記事は、THC並びに違法とされている大麻由来成分の使用を助長する目的はございません。また、当サイトは国内で違法な大麻成分の使用を推奨しておりません。なお、大麻由来成分が含まれている製品は”自己責任”でご購入頂きますようお願い致します。
ブリブリとパキパキはどう違う?意味の違いを解説

「ブリブリ」「パキパキ」はヒップホップの歌詞などでも度々使われる表現ですが、それぞれの言葉の意味には具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
冒頭でもご紹介した通り、ブリブリとパキパキはそれぞれ大麻・薬物と由来が異なるので、言葉の使い方は似ていても意味には大きな違いがあります。
本項目では、ブリブリの由来である大麻とパキパキの由来である薬物に注目して、言葉の意味や身体に及ぼす影響の違いを解説するので是非ご覧下さい!
ブリブリは大麻・パキパキは薬物が言葉の由来になっている
ブリブリとパキパキはどちらも気分が良くなっている状態の事として意味が混同されている事が多いですが、それぞれの言葉は由来となる成分に違いがあります。
明確な定義こそないものの、一般的にブリブリとは大麻由来成分による症状が出ている時に使われ、酩酊状態・陶酔状態・多幸感を意味する言葉です。
一方でパキパキとは覚せい剤などの違法薬物使用による症状が身体に出ている状態を指す言葉で、俗に「シャキッとする」などと表現される事もあります。
ブリブリな状態とパキパキな状態では身体に現れる症状に違いがある
ブリブリとパキパキの由来についてご紹介しましたが、意味についてはまだ似通った印象がありますよね。実は、ブリブリな状態とパキパキな状態では身体に現れる影響が大きく違います。
それぞれの意味を極端に言い表すならば、ブリブリは大麻由来成分によってリラックスした状態、パキパキは違法薬物が作用する事で多動的になっている状態です。
世間的には似た意味の言葉として使われているブリブリとパキパキですが、それぞれの状態になった際に身体に現れる症状はある意味で対極に位置していると言える程の違いがあります。具体的な症状については後ほど詳しく解説します。
ブリブリな状態とパキパキな状態の共通点は気分が良くなる事
先ほどの項目ではブリブリな状態とパキパキな状態の違いについて解説しましたが、2つの状態には少なからず共通点も存在していますのでご紹介しましょう。
ブリブリな状態とパキパキな状態の最大の共通点は「気分が良くなる事」です。身体に現れる症状は細かく違いますが、精神的には多幸感に満ちた気分の良い状態になっていきます。
ブリブリな状態とパキパキな状態はどちらも良い気分を味わう事ができるので依存性が高く、パキパキな状態を味わえる薬物が違法なものと分かっていても使用を止められない人が後を絶ちません。
ブリブリの意味や由来を大麻成分に着目して解説
CBDでブリブリになってた先輩息してるかなー?
— お菊 (@okiku1218) October 6, 2022
ここまでは、ブリブリとパキパキの言葉の意味の違いや共通点について簡単にご紹介してきました。続いては、ブリブリな状態にスポットを当てて更に具体的に解説しましょう。
大まかに特徴をまとめると、大麻由来成分によってブリブリな状態になる事で「気分が落ち着いてリラックスする」「食べ物や飲み物が普段より美味しく感じる」などの症状が現れます。
本項目では、ブリブリな状態の言葉の意味を更に掘り下げて解説すると共に、ブリブリにキマっている時の精神状態や身体の変化についてご紹介するので気になる方は必見です!
ブリブリの意味:大麻成分によって酩酊して多幸感に満ちた状態
大麻由来成分を摂取してブリブリな状態になると、繰り返しお伝えしている通り酩酊状態や多幸感が生じます。大麻由来成分の作用がはっきりと現れている状態という事ですね。
気分が良い状態を意味する言葉と考えれば聞こえは良いですが、自己の抑制や判断力が低下しているのである意味で酔っ払ったような状態であるとも言えます。
では具体的に大麻由来成分のどのような働きによってブリブリな状態になるのか、次の項目から気分や身体の変化に注目して詳しく見ていきましょう。
ブリブリな状態では気分が落ち着いてリラックスする
CBDは、WHO(世界保健機関)で安全性が認められてます。スポーツ界はとても薬に厳しい業界ですが、ドーピングに関する規約を取り締まるWADA(世界アンチ・ドーピング協会でも、CBDは禁止薬物ではありません。キマるや、飛ぶ、ブリブリにもなりません。どうか誤解のないように、正しく伝わりますように!
— ゆみ @【公式】next CBD (@next_cbd_) September 20, 2022
ブリブリな状態の症状として最も特徴的なのが、気分が落ち着いてリラックスする事です。ブリブリという言葉は「気分がハイな状態」を意味する言葉と思われがちですが、実際はCBDでハイになる事はありません。
日本で流通しているCBDに使用されている大麻由来成分には鎮静化作用があるので、ハイテンションになるのではなく反対に深いリラックス状態になる事が分かっています。
大麻由来成分によるリラックス効果は医療の分野でも注目されており、ストレスの緩和や睡眠障害の改善に対する効果も報告されるなど今後も期待が高まる安全な成分です。
ブリブリな状態だと食べ物や飲み物が普段より美味しく感じる
人間の身体には、満腹に達するサインを発するプロオピオメラノコルチン(POMC)ニューロンという神経細胞が備わっており、これによって過食を防ぐことができます。
しかし、大麻に含まれるカンナビノイドが、視床下部のPOMC細胞群に作用することが明らかになっており、カンナビノイドによって作用が反転することで、食欲を増進する神経伝達物質を分泌するといわれています。出典:MarijuanaJP
ブリブリな状態の主な症状としてもう1つ挙げられるのが、食べ物や飲み物が普段より美味しく感じる事です。また、美味しく感じる事で食欲が増大して過食気味になってしまう場合もあります。
このような大麻由来成分による食欲増進作用は「マンチ」と呼ばれており、食欲を抑制する脳細胞が沈静化作用によってその働きを阻害される事で起こる症状です。
食べ物や飲み物が美味しく感じるのは良い事ですが、悪い意味で考えれば食欲に対するブレーキが壊されてしまう作用とも言えますので、大麻由来成分の摂取の仕方には十分注意しましょう。
パキパキの意味や由来を薬物の作用に着目して解説
目はパキパキだけど薬物はやってません
— のんある (@5_kgp) March 13, 2022
ブリブリの言葉の意味やブリブリな状態で起こる症状が分かったところで、次はパキパキな状態にスポットを当ててブリブリな状態との違いを更に深掘りしていきましょう。
大まかに特徴をまとめると、違法薬物の使用によってパキパキな状態になる事で「気分が高揚して多動的になる」「食欲が低下する」「睡眠を取らなくなる」などの症状が現れます。
本項目では、パキパキな状態の言葉の意味を更に深掘りして解説すると共に、パキパキな状態の時の気分や体調の変化について詳しく解説するので是非ご覧下さい!
パキパキの意味:違法薬物の症状が身体に現れている状態
違法薬物の症状が現れてパキパキな状態になると、既にご紹介した通り多動的になる傾向が見られます。リラックス状態になる傾向にあったブリブリな状態とは実は意味が全く違います。
こちらも気分が良い状態を意味する言葉という点ではブリブリな状態と同じなのですが、なんと身体や精神が向かう方向はブリブリな状態と正反対なんです。
次の項目からはパキパキな状態になると身体にどのような影響があるのか、精神状態はどのように変化するのかをブリブリな状態との違いに着目して具体的に見ていきましょう。
パキパキの状態だと気分が高揚して多動的になる
パキパキな状態の症状として最も特徴的なのが、気分が高揚して多動的になる事です。ブリブリな状態とは対照的に、パキパキな状態は気分が高まり落ち着きが無くなった状態を意味する言葉として使われます。
違法薬物の1つである覚せい剤の症状をベースに述べますが、パキパキな状態になると「普段より饒舌になる」「冬でも大汗をかくようになる」など落ち着きを欠いた状態になるというのは有名な話です。
覚醒剤を乱用すると,一時的には眠気や疲労感が消失して頭が冴えたような感覚になり,さらに,気分の高まりを覚えるという効果があります。しかし,これらの効果も数時間で切れ,激しい脱力感・疲労感・倦怠感に襲われます。出典:広島県警察
しかし、このような高揚感は一時的な症状に過ぎず、薬物の効果が切れると一気に脱力感や倦怠感に襲われます。この不快感から逃れる為に再度薬物を使用して負のループが生まれるので、大麻由来成分とは違う意味で依存性が高いのです。
パキパキの状態では食欲が低下して睡眠も取らなくなる
パキパキな状態の主な症状としてもう1つ挙げられるのが、食欲が低下して睡眠を取らなくなる事です。ブリブリな状態だと食欲が増進しましたが、パキパキな状態では逆に食欲が低下して睡眠も取らなくなります。
鎮静作用によって脳細胞のブレーキが壊されるブリブリな状態と違い、パキパキな状態では食欲自体が抑制される上に頭が冴えたような感覚に陥り眠気や疲労感を感じなくなるのです。
ですがこれも一時的な症状であり、薬物の効果が切れた途端に疲労感に襲われ食欲も急激に増大します。薬物乱用は反対に拒食症を引き起こす恐れもありますので、いかなる理由があっても絶対に使用してはいけません。
ブリブリにキマる大麻由来成分「THC」について簡単にご紹介

ブリブリな状態の意味を解説した際に日本で流通しているCBD製品でハイになる事は無いとお伝えしましたが、それは日本で流通するCBD製品には「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という成分が含まれていないからです。
一般的にブリブリに”キマる”と言われるような気分がハイになる状態はTHCによってもたらされるので、通常のCBD製品を使用しても気分がハイになる事はあり得ません。
本項目では、大麻由来成分の1つであるTHCの概要を解説すると共に、THCとCBDの2つの大麻由来成分にどのような違いがあるのか解説しますので是非参考にしてみて下さい!
カンナビノイドの1種であり、大麻樹脂に数%含まれる成分。体内にあるカンナビノイド受容体に結合する事で薬理作用が起こる。
THCは日本では違法とされている大麻由来の成分
ではなぜ、日本で流通するCBD製品位はTHCが含まれていないのでしょうか?実はCBDと同じ大麻由来成分であっても、THCは法律上で使用が禁止されているのです。
THCは酩酊状態や多幸感をもたらすという意味ではCBDと同じですが、その精神作用がCBDの比ではない程に強い上に様々な副作用が報告されており危険な側面があります。
中には記憶障害や運動機能の障害など取り返しが付かない副作用もありますので、日本では違法な大麻由来成分として取り締まりの対象になっています。
CBDでもプラシーボ効果でブリブリにキマっていると感じる事はある
合法的なCBD製品を使用していればブリブリに”キマる”事はありませんが、SNS上で「ブリブリにキマる!」などの呟きを目にする事がありますよね。ですが、これらの投稿者は法を犯しているわけではありません。
THCを含んでいないCBD製品を使っていても、稀に思い込みによってTHCを摂取したかのような強い高揚感を感じる事があります。これはプラシーボ効果(プラセボ効果)と呼ばれるものです。
プラセボ効果とはプラシーボ効果の別称で、有効成分が含まれていない薬剤(偽薬、プラセボともいわれる)によって、症状の改善や副作用の出現が見られること。偽薬効果ともいわれる。 プラセボ効果が起こる理由は明らかになっていないが、暗示や自然治癒力などが背景にあると考えられている。出典:Answers
SNS上でCBD製品を使用して「ブリブリにキマる!」と呟いている方は、ほとんどがプラシーボ効果によって本来のCBD製品よりも高い効果や本来は感じ得ない効果を感じているのでしょう。
ブリブリとパキパキの意味や薬物・大麻などの由来の違いまとめ
- ブリブリは大麻由来成分による酩酊状態などを指す
- パキパキは薬物の作用による高揚感などを指す
- 日本で流通しているCBD製品には違法なTHCは含まれていない
今回はブリブリとパキパキの言葉の意味を解説し、ブリブリな状態とパキパキな状態の原因となる大麻由来成分や薬物が身体・精神に及ぼす影響の違いをまとめました。
結論としては、ブリブリな状態は大麻由来成分による酩酊状態や多幸感に満ちた状態、パキパキな状態は覚せい剤などの薬物が作用して気分が高揚し多動的になっている状態を指します。
違法薬物はもちろん厳禁ですが、大麻由来成分を含むCBD製品は正しく使用すれば安全にリラックス効果を得る事ができます。本記事でご紹介した副作用を参考にして、適度にブリブリな状態を楽しみましょう!